この一週間で雪がずいぶん解けました。
登れても降りるには滑って怖かったこもれびの道も、
こんな感じにまでなって、今日はお天気だったこともあり、
上りも下りも平気でした。
湿地の中も、ところどころに雪が残るものの、
もうすっかり解けて、雪のない場所もあります。
堀切の水路は、昨年秋に、歩きやすいように水路脇に板を敷き、
イノシシに跳ね飛ばされてしまわないように、
杭に丈夫な紐でくくりつけてくれていましたが、
けっこう、イノシシに執拗に掘り返されてしまいました。
それでも、紐でくくってあるため、
以前のように板が飛んでいってしまったり、水路に落とされてしまうということはありません。
でも、本格的な春が来る前に、直しておかなければ・・・と、チェック。
今日は、以前から度々中池見の主に哺乳類について調べてくださっていた、
千々岩哲さんに同行して、林縁部から少し山の中を歩きました。
ここは以前からあるぬた場で、動物が土を削っているような形跡がいつもある場所です。
ミネラル分の補給ということや、粘土質の土をお腹に取り込んで、
腸内をきれいにしようとしているとか、いろいろ考えられるそうです。
(画像大きくなります)
歩いていると、明らかに葉を食べられた痕がいたるところに・・・
左はシダで、今残っている葉は雪の下にあったものと思います。
上に出ていたであろう場所は、茎だけになっています。
右は笹で、これも明らかに食べられています。
ニホンシカは、尾根沿いが好きとのことで、
尾根に近い場所はフンだらけでした。
木の枝を途中から折って、葉を食べたりもするそうです。(左)
シカの届くところは、すっかり葉がなくなり、
届かないところには、しっかり残っています。
こんな一気食い(笑)をするのは、ニホンシカのようです。
ちなみに、ニホンカモシカはゆっくりと歩きながらのツマミ食いのような感じで、
好物だからと言ってすっかり食べきるというようなことはあまりしないそうです。
それにしても、やはり相当ニホンシカの気配が濃いようです。
各地でシカの食害は問題になっていますが、
ここ中池見でも、しっかりと注意して調べていく必要がありそうですね。
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