今日から3日間の日程で、中池見・保全行動計画づくりのワークショップが始まりました。
中池見湿地は、国定公園への編入も決まったことで、国内の要件を満たし、
ラムサール条約登録への期待が高まっています。
ラムサール条約の中では、
湿地の保全と適正な利用を促進するために計画を作成し、
実施することが定められていることから、
このワークショップは、中池見湿地に山積する様々な課題を整理し、
中池見を保全する為の具体的な保全計画を立てることを目的に、
中池見の保全活動を行っている、
NPO法人ウェットランド中池見とNPO法人中池見ねっと、
敦賀市と公益財団法人日本自然保護協会の4団体の共催によって実現しました。
このワークショップには、各分野の専門家だけでなく、
中池見の保全のために何か関わりたいと
考えてくださっている市民の皆さんも参加しています。
敦賀市長より、
ラムサール条約登録を全力で目指しているとの心強いご挨拶をいただきました。

初日の今日、前半は、
現地を歩きながら、中池見の概要やテーマごとの課題を共有します。
こちらは、絶滅危惧種の保全をテーマとしたグループ

外来種・鳥獣害対策をテーマとしたグループ

そして、中池見の基盤環境についてテーマとしたグループは、
ガス基地計画の際に造られた工事用道路やバイパス道路などを見て歩きました。
その後、会場を移して、室内講義。
・中池見湿地の特徴、魅力について、
NPO法人ウェットランド中池見の笹木進さん
・中池見の絶滅危惧種について
神戸大学大学院教授の角野康郎先生
・中池見周辺の猛禽類について
新潟大学 朱鷺・自然再生学研究センターの中津弘さん
・中池見での保全の取り組みについて
NPO法人中池見ねっとの増田茂さん
以上の4人の皆さんからの報告、また会場からの質疑応答がありました。
中池見の概要を参加者で共有し、
明日からは、いよいよ、保全にむけての課題の整理、
どんな中池見を目標とするのかを話し合い、共有し、
そして、その目標に基づいて、現状の課題に向けての対策案をまとめる、という、
大変ハードですが、濃い議論が交わされることと思います。
中池見会のおじちゃんたちがいつもいう、
中池見をええもんにしょっさ~
そんな気持ちが結集された、行動プランができることを、
心から願いつつ、私も気合をいれて参加させていただくつもりです。
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