予想外の大雨もものともしない熱心な皆さんのおかげで、充実の観察会となりました。

活動・イベント
今日は、「中池見のトンボたち」をテーマに、
福井市自然史博物館の学芸員、梅村信哉さんを講師にお招きしての
定例自然観察会でした。
梅村さんに下見に来ていただいた時には、
土日は台風のあとのいいお天気ですよね~と、
天気の心配なんか全くせずにいたのに、
昨夜には、曇りのち雨(いや、何とか午前中はもつやろう・・・)
今朝には、朝から雨模様・・・(うっそ~~・・・)
ちなみに、うちの観察会は、雨天時は屋内プログラムを行うとなっていますが、
しかしこれまで、屋内プログラムだけで済ませたことはありません。
なぜって、雨降り上等!ってな勢いの熱心な参加者の皆さんがいらっしゃるからで(笑)
ちょっとでも小降りになれば、出ちゃうのです。
そんなわけで、梅村さんにも、晴雨両用(笑)のご準備ということで、
お話のためのデータや配布資料や標本まで、ご準備くださいました。
9時半頃から、ひどいどしゃぶりになり、
う~ん、さすがの熱心な常連さんたちも、今日は無理か?と思っていましたら、
一人、また一人と、参加者が揃い、
何とか始めさせていただくことができました。

レクチャー 

分かりやすくトンボの概要をご説明くださる、梅村さん
解説アオヤンマ解説結節
中池見で夏に見られるトンボの解説。
左は、先月、20年ぶりに再確認されて、
今、中池見のホットな話題となっているアオヤンマについて。
下見に来られた時には、梅村さんも2頭確認されたとの事。
右は、トンボの種類による翅の縦縞の数の違いについて、
標本を使って、解説してくださっています。
そんなこんなで、40分ほど立つ頃に、
何だか、小止みになってきた?ってことで、外へ・・・
観察会観察会2
いつもなら、ヒメビシの上や稲の周りにいるイトトンボも、
ちょっとみつけられず、
また、一番トンボとの遭遇率の高い、笹鼻の池周辺も、
すごい強風で、なかなか遭遇できません。
それでも、大風にも揺れない、短く折れたヨシやガマの茎の先に、
必死でしがみついているショウジョウトンボや、
時々、風に飛ばされたかのようにふわふわ飛んでいるチョウトンボを見つけて、
歓声があがります。
う~~ん、昨日だったらね、アホほどおったんやけどなぁ(笑)、
本当に恨めしい天気です。
コフキトンボ
ミクリにしがみつくようにとまっているコフキトンボ。
ヤゴの抜け殻
水路に生えているミクリなどにはたくさんのヤゴの抜け殻が・・・
観察会3
ハラビロトンボの顔には、きれいな青色のお化粧がされています。
ハラビロトンボ
(画面大きくなります)ほらね?
途中、途中で、梅村さんが泥の中のヤゴや、
中池見では多く見られるけれど希少なオオコオイムシや、ゲンゴロウのの仲間などを、
網ですくって、見せてくださいました。
(水に反射して、画像はほぼ全滅でした、ごめんなさい!)
今日見られたトンボは、
チョウトンボ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、
オオシオカラトンボ、コフキトンボ、ハラビロトンボ、モノサシトンボ、
ハグロトンボ、ウスバキトンボの10種です。
若い参加者の皆さんが、塩辛にジャガイモ~、マグロ~と、
食べ物になぞらえてトンボの名前を覚えているのが、おかしかったです。
ジャガイモはコフキ、マグロはハグロなんだって(笑)
ちゃんと元の名前思い出せるかな~~(笑)
そんな楽しいやりとりをしながら歩いていたら、
完全にタイムオーバーしてしまいました、すいません!!
でも、座学もフィールドも充実の観察会となり、
朝の大雨にため息ついてたのがウソのようでした。
ご参加くださった皆さん、そして、分かりやすくお話くださった梅村さん、
本当にありがとうございました。
最後に、先月撮影できた、アオヤンマの画像をご紹介します。
名を表すように、とてもきれいな青い目が印象的でした。
アオヤンマ
アオヤンマ
(画像大きくなります。)

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