大変ご報告が遅くなりましたが、6/18に開催しましたトンボの観察会のご報告です。
講師は、『中池見湿地のトンボ~観察ガイドブック~』を編集された和田茂樹さん。
トンボのベストシーズンにお迎えするのは2018年以来ということで、本当に楽しみな観察会となりました。
まずはセンターにて、トンボについての解説をいただきました。
現在国内に205種確認されており、そのうち中池見湿地では国内2番目の記録となる73種を確認していること。トンボは水辺環境の指標生物で、水辺環境ごとに様々なトンボが生息している、つまり、種数の多さは水辺環境の多様さを示しているということになり、中池見湿地の生物多様性の高さは水辺環境の豊かさを示しているということ。
トンボの止まり方、見分け方、今日みられそうなトンボの紹介など、お話しいただきました。
お話の後さっそくフィールドへ。
センター前から笹鼻池、三つ又、後谷とまわって、それぞれの場所で各自網を振りました。
捕まえたトンボはみんなに見てもらいます。
笹鼻池が一番トンボの数も種数も多かったです。
捕ったトンボは確認して、三角紙に入れてセンターに持ち帰ります。
この日確認したトンボの一部です。
センターに戻って、みんなで今日確認したトンボを書き出します。
この日確認したトンボは26種類にもなりました。
ニホンカワトンボ、 アオモンイトトンボ、 オオイトトンボ、 モートンイトトンボ、 キイトトンボ、 クロイトトンボ、 モノサシトンボ、 ムカシヤンマ、 ヤマサナエ、 コサナエ、 アオヤンマ、 サラサヤンマ、 マルタンヤンマ、 クロスジギンヤンマ、 ハラビロトンボ、 コシアキトンボ、 チョウトンボ、 シオカラトンボ、 シオヤトンボ、 コフキトンボ、 ヨツボシトンボ、 オオシオカラトンボ、 アキアカネ、 エゾトンボ、 コヤマトンボ、 オオヤマトンボ
和田さんからは、短い時間の中で26種ものトンボを確認することができ、あらためて中池見湿地のすばらしさを再確認した。コロナ禍もありなかなか来られなかったが、これからはもっと中池見に足を運びたいとのことでした。
終了後も、持って帰ってきたトンボを観ながら質疑応答が続きました。
(上野山)
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