本当に何気ない風景です。
マコモの中の黄色いオオニガナの群生、
ヨシ原、奥にはオギ原、中池見の草原です。
例年ならオオニガナよりもっと目立つ、
セイタカアワダチソウの黄色い花が草原の上で波打っているところですが、
今年の草原の上には、その黄色はありません。
見えている黄色は、満開のオオニガナの黄色ばかりです。
今年は、昨年以上に外来種防除にはスタッフ皆で力を入れてきましたが、
秋のこの風景の中に、その成果がくっきりと表れていて、
何度見ても、嬉しくなります。
(画像大きくなります)
ガス基地計画が残した、工事用道路。


いつもの年なら、この道路際や池の周りは、セイタカアワダチソウの黄色い花で、
覆い尽くされていますが・・・

防除したセイタカアワダチソウ

春から咲き始め、今もまだこのように咲き続けるブタナ

今年、特にがんばってくれた、中池見会のおばちゃんたちです。
草刈り機では根が残ってしまうからと、
鍬でブタナを掘り起こしています。

おばちゃんたちの背の3倍近くあるセイタカアワダチソウを、
一本一本抜いています。
こうして抜いても、また来年出てくるんやろうなと言いながら、
それでも、続ければ違うはずやと、
これまで誰も手をつけてこなかった場所にまで入って、抜いてくれています。
広い中池見湿地ですから、
全域の防除とは、まだまだまだまだいきません。
それでも、こうして、これまで手をつけてこなかった場所にも、
少しづつ、手を入れていって、少しでもいい場所にしていきたいと、
おばちゃんたちと話しています。
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