ミニ田んぼのイネに、カヤネズミの巣を発見。

稲で作ったカヤネズミの巣 中池見の哺乳類
センター前のミニ田んぼの中の植物を調査していたら、
カヤネズミの巣がありました。
あらら~、こんなところに来てたのね~。
まだまだ緑の残る新しい巣です。
ネズミというと、悪さをするイメージがあるかもしれませんが、
カヤネズミは、草原の中でだけ暮らし、家の中に入ってきたりすることはありません。
イネ科の大きな植物を使って、手と口をうまく使って葉を裂き、
裂いた葉を編みこんで丸い巣を作ります。
イネが大きくなる時期の田んぼに、このように巣を作ることもありますが、
食べるお米はほんのわずか(なんせ日本一ちっちゃいネズミなので)、
害虫を食べてくれたりもするので、イネに優しい生き物ともいえます。
地方によっては、豊作のしるしとして、
稲で作った巣を神棚に飾ったりもするそうですよ。
巣の作り方は荒めだし、巣自体が小さいので、
ちょっと休憩用に作ったのかな?という感じです。
イネだけでなく、その周囲にあったイの仲間なども利用しています。
カヤネズミの巣
それにしても、上手に裂いて作ってますよね~
いつ見ても感心してしまいます。

コメント

  1. のぶどう より:

    田んぼのカヤネズミを言祝ぐ
    ・立秋の稲穂を巻いて編み上げた
     豊作告げるカヤネズミの巣
    ・カヤネズミ稲穂の球巣編み上げて
     豊作の秋里人は知る

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