昨年に引き続き、行政マンツアーを行いました。
ラムサール登録湿地となったとはいえ、
中池見は、まだ市民の皆さんお馴染みの場所とは言えません。
ということで、今後、より市民の皆さんに中池見のことを知って訪れていただくためにも、
その前に、まずは市の職員の方、特に新人職員の皆さんに、
中池見を知っていただこうというツアーです。
中池見人と自然のふれあいの里の宮口館長からの挨拶、
そして中池見で育ち、田んぼもしていた中池見ねっとの岡本代表理事より、
昔の中池見の様子から、今に至る経緯についてなど話を聞いて、
さっそくフィールドへ。
サワオグルマは、綿毛を付けたり、ずいぶんヨシに覆われてきましたが、
代わりに見頃を迎えているカキツバタを足元に見ながら、堀切江を歩きます。
今日は若い人たちなので、とにかく中池見の広さを実感いただき、
また、いろいろな課題、そして風景もご覧いただくために、
ウォーキングの人並みに、ガシガシと歩いていただきました。
途中、草刈りや外来種防除作業をしていた、
地元スタッフのおじちゃんおばちゃんたちと挨拶。
おじちゃんからは、
今日歩いてもらって、どんなことでも気が付いたことや、
改善した方がいいと思ったことなどを教えてほしいと、
新人行政マンの皆さんに呼びかけがありました。
よく風の通る江尻口の木陰で、少し休憩しながら、
トラスト運動についてなどご紹介、そして、後谷へ。
お地蔵さんのあたりまで行き、復田2年目の田んぼの紹介や、
新幹線がこの場所を通る予定になっていることなど、お伝えしました。
江尻口に戻り、そこからシボラ道沿いにトトロの木まで。
トトロの木からはさらにスピードアップしながら、
途中、昔の土取り場を見、仮設道路へ。
仮設道路では、水辺にまで侵入しているイタチハギなど、
外来種の深刻さをご覧いただきました。
水没地点(北七曲)では、
大方の皆さんには整備された七曲の道を歩いていただきましたが、
一部、少年の心を持った希望者は、水没地帯をジャブジャブと・・・(笑)
でも実は、しっかりと長い長靴なら、絶対その方が楽しい!のですけどね。
この池が水没しているワケなど、途中お話しながら、
それでも、猛スピードでセンターに向けて戻りました。
センターのすぐ手前の池で、テーブル根木を見ていただき、
センターに戻ると、およそ出発から1時間半でした。
いつもは、こんな無茶はしないのですが、
今回は、中池見全域を歩いていただくために、
結構な速度で歩いていただきましたので、
本当の意味での中池見の「楽しさ」はわかりにくかったかもしれません。
でも、敦賀をええもんにしていくために、
この中池見をどのように活かしていけるかを考えていく、
そのためには、きれいなところだけでなく、
抱える問題も知っておいていただきたいと思いました。
そんなわけで、今回は暑くもあり大変だったと思いますが、
どうぞ、次はプライベートでのんびりゆっくりお越しいただき、
中池見を堪能いただきたいと思います。
そして、あらためてどう活かせるか、考えていただけたらと思っています。
みなさん、本当に、ご苦労様でした~
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