この時期、水路や小池の近くでは、ヒラヒラと飛ぶカワトンボが見られます。
この日も、後谷の田んぼの様子を見に行った際に、
水路沿いをのぞいてみると、たくさんのカワトンボ
(たぶん、ニホンカワトンボだと思いますが)が、飛んでいました。
水の流れを背景に、草にとまるきれいなカワトンボを撮りたいと狙いますが、
なかなか、思うように撮れないでいたところ、
突然、シオカラトンボが水面に落ちてきた、と思ったら、
土留め板に産卵していたカワトンボを捕えていたのでした。
まさに、じぇじぇっ!
シオカラトンボは、捕まえたカワトンボを持った(くわえた?)まま、
一度は地面に降り、そこから、そばの杭にとまりました。
器用に、杭にとまりながら、カワトンボを頭からむしゃむしゃと。
ああ・・・
かくも厳しい自然界です。
で、再び水路の方を見ると、今、そんなことが起こった同じ場所に、
さらに、何匹ものトンボが産卵にとまっています。
産卵している雌の警護のためなのか、
それとも、単にちょっかいをだしているのか?(笑)
雄がしきりとやってきます。
でも、ごめんなさい、どうしてもこの産卵を近くで撮りたかったので、
私がぐっとそばに寄ってしまったせいか、
彼はしばし、離れていきました。
一番右のトンボは、翅もボロボロで、力をふりしぼっているようにも見えます。
一方、真ん中のトンボは、水の中に力強くぐっと差し込んで産み付けています。
数メートル離れたところ、水路に渡した板の上には、
カップルのカワトンボが。
これは、もしかしたら、あの幸せのハートが見られるか?と、
少し見ていましたら、期待通り!(笑)
いきなりの捕食シーンからだったので、
このハッピーエンドは、結構嬉しかったです(笑)
まぁ、シオカラトンボもこれから産卵に向けて、
ごちそうが必要だったでしょうし、
それはそれでよかったねって話なんですけどね(笑)
それにしても、ドラマチックなシーンの連続で、
カワトンボの一生が見られた気がする~!と、
センターで自慢げに話したら、
そうですね~、あと、羽化が見られたらね~と、藤野君。
ガーン!
ああ~、そうだよ、何がドラマチックって、やっぱり羽化シーンでしょ。
はぁ、でも、羽化って朝早いんでしょ?
私にはムリだ・・・(笑)
誰か、早起きな人、羽化シーン撮らないかなぁ(笑)
と、結局、他力本願なオチでした。
いや、しかし、何とかコンディション整えて、早起きして羽化シーン狙う?
気持ちはあるけどなぁ、起きれない・・・気がする(苦笑)
コメント