今日の中池見は快晴。
先日、1年半飼育していたフネドブガイが亡くなり、
あまりにさみしかったので先々週新たに小さなフネドブガイを飼い始めました。
大きさは6~7cmほどです。
この貝が先週、
背景は一ミリ角の方眼用紙です。
あわてて調べてみるとこの種の幼生はヨシノボリに寄生するらしいことがわかりました。
幸い、施設内でヨシノボリを飼育していたので、
おお!たしかにヨシノボリのひれにくっついてる!
数えてみると全身で30以上のグロキディウムがくっついていました。
通常は2週間程度で寄生をやめるそうなので、
この状態を見られるのは今だけです。
ご覧になりたい方はスタッフまで!
ご覧になりたい方はスタッフまで!
コメント
なんだかとってもレアな共生の姿見せてもらってありがとう。
ところで、グロキディウムというのはフネドブガイの子どもっていう理解で合ってます?
もしかして、他の生き物がフネドブガイの中にいたのが外に出て、今度はヨシノボリにくっついたのかなとか・・・
コメントありがとうございます!
説明不足でしたね。以下はブログの補足です。
フネドブガイを含むイシガイ類は体内で卵をかえして、グロキディウム幼生と呼ばれる段階にまで発生したものを生み出します。
グロキディウム幼生は1~2週間、魚(主にヨシノボリなどの底生魚)のヒレや口の中に寄生して過ごし、一人で暮らしていけるまでに体が完成すると自然に魚から離れます。
以前飼育していたフネドブガイもグロキディウムを吐いたのですが、うまく育てることができませんでした。
でも、今回はなんだかうまくいきそうな気がします。来週にもいい報告ができるかもしれません。
補足説明ありがとう。
イシガイとかの淡水二枚貝にはイタセンパラが卵を産むじゃないですか。魚が貝の中に卵を産むというケースが頭にあったので、どうなのかなと思いました。
ということは、特定の種ごとの関係ではあるけれど、単純に言えば、貝は魚の卵が孵化するのに必要であるのと同時に魚は貝が成長するのに必要ってことで、持ちつ持たれつなんですね。
うまく育つことを願っています。