過去6年間にわたり、
中池見での総合学習を行ってきた気比高校付属中学校が、
昨年11月、その成果が評価されて県内の中学校では初の、
ユネスコスクールに認定されました。
ユネスコスクールとしての活動は、
その対象範囲も、「中池見湿地」から「敦賀市」へ、
テーマも、自然だけでなく、歴史や文化などへも拡げることとなったとのことで、
今日は、引き続き中池見についての学習をテーマにしている
5つの班の皆さんが来られました。
あいにくの雨の中、フィールドでの活動班は、
カッパや長靴など準備を整えて出発です。
こちらの班は、中池見の昔の話をテーマにしています。
![付属中聞き取り](https://i0.wp.com/nakaikeminet.raindrop.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/06/20130622_149017.jpg?resize=400%2C224&ssl=1)
今日は、一昨年まで中池見ねっとで地元スタッフとして活動してくださっていた、
高木健さんと、現在も活動している高木つる子さん(健さんの奥様)、
同じく藤木まさ子さん、高木みさ子さんに、ご協力いただきました。
右から、高木さんご夫妻、藤木さん、高木みさこさん
健さんから、今に至る中池見の変遷をお話いただいた後、
田んぼ仕事の苦労話など、皆さんそれぞれに語られました。
詳しいお話は、来年、生徒の皆さんがまとめられるので、
それをお楽しみにしていただきたいのですが(笑)
普段、いっしょにお仕事させていただいている私も、
あまり聞いたことがないお話も多く、とても興味深かったです。
印象深かったお話は、女性の皆さんは、皆、他所からお嫁に来られたので、
ご実家の田んぼの様子とのあまりの違いに、大変驚いた、ということです。
何がびっくりしたって、ここの田んぼ見たら、
どこにも川なんてないし、どっから水入れるんにゃろって思いました。
ほんで、田んぼに入ってみたら、膝まで泥が来るし、
あんまり深いんでまたびっくりしたんです。。。
ご実家の田んぼでは、田んぼの泥もくるぶし程度まで。
浅い田んぼと深い田んぼの違いにとまどうことが多かったそうです。
![田下駄体験](https://i0.wp.com/nakaikeminet.raindrop.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/06/20130622_149016.jpg?resize=400%2C224&ssl=1)
お話を聞いた後、センターに展示してある田下駄を体験。
上手に歩かんと、田下駄で田下駄を踏んでこけるんや、と健さん。
初めてにしたら、とても上手に履いて歩けてましたね(笑)
茅葺きの古民家の方にも行って、お話の中にも出てきた田舟を見たりした後、
皆さんとはお別れし、集合場所に向かいました。
![付属中まとめの会](https://i0.wp.com/nakaikeminet.raindrop.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/06/20130622_149018.jpg?resize=400%2C224&ssl=1)
今日は、あいにくの雨の中、外来種班や、
田んぼ班、水質調査班、水生生物班も、しっかりフィールドワークをし、
まとめの会で、それぞれから報告がありました。
今回は、保護者の方も10人ほど参加されていて、
ユネスコスクールになって、より地域に密着しながら広がる生徒たちの活動を、
大人も応援していく形になっていっている様子が、
とても嬉しく頼もしく感じました。
これからますます楽しみなこの活動、
私たちも出来る限りのご協力、そして楽しく参加させていただきたいと思っています。
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