ここの所、暖かい日が続いたと思えば
今日のようにぐっと寒くなったりして・・・
先日、このブログでトノサマガエルの卵塊を紹介しましたが、
小さな生き物たちにとって朝晩の冷え込みはなかなかのものです。
そんな時に生き物を探すには、
気温の変化の少ない石の下や落ち葉の裏がおすすめ。
そんなわけで苔むした石をひっくり返していたところ、
石の裏に何やら赤く光るものが…
どこか見覚えのあるこの姿、間違いない!
ニホンアカザトウムシだ!
ザトウムシというと薄暗い山道を細長い足でゆらゆらしている、
なんだかつかみどころのない生きものをイメージされることでしょう。
しかし、一口にザトウムシといっても日本だけで約80種、
世界で約4500種が記録されている比較的大きなグループだそうで、
体型も良く見かけるモエギザトウムシのように非常に足が長いものから、
ダニのような見た目のものまで変化に富んでいます。
その中でも、アカザトウムシの仲間は触肢と呼ばれる前脚にあたる部分が
大きく発達しているのが特徴です。
大きく発達した触肢の先はとげだらけで何とも恐ろしげ。
さらに、二つの目の間には一本の鋭いとげがあります。
それにしてもかっこいい!
全くほれぼれしてしまいますね。
ついでにもう一枚。
ゴールデンウィークも手伝ってか、
中池見は今、たくさんのお客さんにお越しいただいています。
でも、みんなサワオグルマやミツガシワに気を取られて
他の生き物にまで注意が向いていないような感じがします。
こんな生き物がいるってことも忘れないでくださいね!
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