自然観察会「フィールドサインを探そう!」の日。
講師は、昨年も来て頂いた、ニホンザルの研究者で “くらしといきものワークショップ”事務局
千々岩 哲(ちぢいわ あきら)さん。
朝からシトシトと、なかなかやみそうにない雨が・・・。
今日は、屋内プログラムになるのかな?と心配していましたが、
雨のやみ間を見計らって、レクチャーもそこそこに山の方へ!
センターからすぐのところで、さっそくフィールドサインが!
シカの食痕です。
皮がむけている木は、リョウブの木。
シカは、ヒメアオキ・ササなども好んで食べるようです。
これは、ササの葉をかじった跡。
この辺は、ササの葉がほとんど食べつくされています。
シカは、わざと繊維質のものを食べ、おなかの中の調子を整えているとのこと。
続いて、ほんの数メートル歩いたところにシカのフンも落ちていました。
シカは、歩きながらフンをするのでバラバラと落ちているのに対し、
カモシカはその場でとまって、まとまったフンをするとのこと。
フン一つを観察するだけでも、生き物の生活ぶりを感じることができるんですね!
まだまだ歩いていくと、今度はシカの角とぎ跡をした木を見つけました。
シカは一年で角が生え変わるとのこと。
ひょっとしたら、近くに角が落ちてるかもね?と皆さんで話つつ、次へと足を進めました。
イノシシのぬた場も観察しました。
イノシシはダニを落とすために、体に泥をぬりつけるようです。
たまに粘土質の土を食べて、体の中の寄生虫をフンと一緒に排出することもあるとのこと。
イノシシは、シカよりも意外ときれい好きなんですよ。という話も聞くことができました。
千々岩さんの話では、晴れていれば、まだまだ生き物のフィールドサインを見つけれれたかも?
とのことでしたが、雨も大降りすることもなく、皆さん「楽しかった~!」と大満足でセンターに
もどってきました。
雨の中ご参加くださった方、ありがとうございました。
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