雪が少なくてラッキー!って感じかも、トゲミノキツネノボタン

このところ、北陸の冬とは思えないほどいいお天気が続きました。

外に出る分には気持ちいいですが、
あんまり雪が積もらないのも変な感じがします。

雪のない道には普段はあまり目につかない草がありました。

トゲミノキツネノボタン
これはトゲミノキツネノボタン。
外来種です。
春にはキツネノボタンによく似た黄色い花を咲かせます。
種子の表面に細かなとげがあるのが特徴です。
トゲミノキツネノボタン
トゲミノキツネノボタンは越年草といって、
秋ごろに芽吹いて冬をやり過ごし、
春に花を咲かせるという生活史を持っています。
毎年この時期に芽を出しているのでしょうが
今年は雪が少ないためか妙に目につきます。

トゲミノキツネノボタン
芽吹いたばかりのものもありました。

中池見では、今のところ2か所、それぞれ
20~30mの範囲だけに生育しているのですが、
乾いた場所を好むので道に沿って分布を広げる恐れがあります。
湿地内にはキツネノボタンやタガラシなど、
生育する環境こそ違えどよく似た生活史を持つ草がたくさんあるので、
それらと競合するかもしれません。

これ以上の繁殖をふせぐため、手で抜き取ることにしました。
ですが、細長い根っこを四方にめぐらせていて、
無理に引っ張ると葉っぱだけがちぎれてしまいます。
トゲミノキツネノボタン
白くて長い根っこ。結構頑丈です。

やっと根まで引き抜くコツがつかめてきたかと思ったころには、
すでに2時間が経っていました。
トゲミノキツネノボタン
2時間頑張ってバケツ半分。
慣れない作業に加えて、草そのものが小さいこともあるとは思いますが、
これだけ頑張ってもあまり達成感がないというのは、
なかなか手ごわい相手です(笑)

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