生きもの探偵団2日目は、前日仕掛けた罠の引き上げです。
みんなワクワクしながら、出発!
最初の場所はどうかな~?
エサは何入れたっけ?
『バナナと焼き豚とキャベツ!』
めっちゃご馳走そうやん(笑)
お~、なんか入ってる!でも、カメはいない~
そのかわりドンコが3匹とザリガニ2匹も入ってましたよ。
お次は、お父さんが仕掛けた場所ですが・・・
う~ん、残念ながらボーズでした。。。
入れていた魚のあらはきれいに食べられていて、
この食べ方はカメじゃないなぁ、きっとスジエビだねってことです。
ここは水路、エサに死んだザリガニをいれたカゴには、
立派なイシガメが!
やった~!といいお顔ですね~(笑)
同じ水路ですが、こちらのエサはリンゴとキャベツ。
カメは入ってませんでしたが、ザリガニが4匹にギンブナも。
それにしてもザリガニは本当に何でも食べるんですね。
こうして、順番にあげていき、
昨日、探偵団で仕掛けた罠にかかっていたカメは、すべてイシガメのメス4匹でした。
カメカメの画像です(笑)
罠から出したら、カメの甲羅にザリガニが挟まって(笑)
カメがくわえているわけじゃなく、
むしろ、ザリガニがカメの顔を挟んでました、痛そう!
カメゲット!
カメ以外にもいろいろな生き物が入ってましたが、
ザリガニとともに多かったのがスジエビ。
そして、探偵団とは別に掛けていた罠には大きなナマズが!
このナマズは、センターで展示しています。
ザリバスでとれたザリガニをモリモリ食べてもらいましょう(笑)
それから、さらに番外編で、
前日の探偵団が終わってから、宍倉さんたちが仕掛けた罠も見に行ってみました。
すると・・・
クサガメが入ってた~
って、宍倉さんがカメを持って歩き始めた途端、
10mほど離れた場所にもかかわらず、
独特のにおいがして、思わず、クサ~~~!!(笑)
そう、このにおいが名前の由来で、
クサガメは危険を感じると臭腺から臭いの液を出すんだそうです。
クサガメ独特の模様がくっきりしてます。
頭デカ!(笑)
というわけで、仕掛けた罠をすべて上げ終わり、
カメとザリガニ以外はその場で返して、センターに戻りました。
取ってきたカメをみんなで観察。
オスメスの違いや、イシガメ、クサガメ、それぞれの体の特徴などあらためて解説してもらいました。
ちなみに、昨年の調査では、1度に35匹もとれたのに、
今回は5匹しか取れなかったことについては、
一つの考えですが、昨年の調査の時期は、
梅雨が明け晴天続きで田んぼも水がなかった時期だった、
でも今年はまだ梅雨も明けていないし、田んぼにたくさん水もエサもあるので、
水路や池から離れている、そのことが、
今回の数の少ない原因ではないかとのことでした。
最後に、宍倉さんからは、在来のイシガメを守るためには、
外来のカメを駆除する必要がある、
外来のカメは人間に連れてこられて一生懸命生きているだけなので、
外来のカメには罪はないしかわいそうだけど駆除することになること、
そういうかわいそうなことにしないためにも、
ペットとして飼うなら、最後までちゃんと面倒をみなければいけないこと、
カメは寿命が長いので、そのことを考えて飼わなければならないことなど、
カメの飼い方も含めて、教えていただきました。
さて、探偵団3回目は、8月26日(土)です。
最終回には、もう一回罠をかけてカメがどこにいるのか調べ、
今回のデータも合わせて、中池見のカメマップを作ります。
今回参加されなかった方も、ぜひ、ご参加くださいね。
そして今回、生きもの探偵団の調査を指導してくださった、
宍倉さんはじめ東邦大学の加賀山さん、宮崎さん、
和亀保護の会の西堀智子さん、本当にありがとうございました!
また、記録写真の撮影に大野誠一さんにご協力いただきました、ありがとうございました。
なお、今回の生き物探偵団、およびカメハウスの設置は、
日本湿地保全連合とラムサール・ネットワーク日本が、
共同で実施しているプロジェクトWISEより支援を受けて実施しました。
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