今月9日の自然観察会は、中池見の田んぼの恵みの一つ、無農薬の稲藁で作る、オリジナルしめ縄づくりでした。
すぐにアップしたかったのですが、カメラの不調により、せっかく撮った画像が使えずにいて、それを今日、なんとかリカバリーでき、ご報告することができるというわけです。
クリスマスイブなのに?という声が聞こえてきそうですが、すいません!(笑)
さて、しめ縄ですが、売っているしめ縄は、それように青田刈りしたものを使っているそうで、だから、あんなにキレイな色なんだなぁと納得です。でも、今回使う稲わらは、ミニ田んぼや生き物学校田などで作っている稲、もちろん、無農薬の藁です。
今どき大概は、コンバインで稲の刈り取りをしますから、稲を刈りながら、藁は機械で細かく切られてしまい藁としては残りません。なので、藁があること自体が貴重なのですが、さらに、この藁は無農薬ですので、ミニ田んぼサポーターの中には、この藁をかき餅をつるすのに使うとか、藁焼きカツオにしますとか、持って帰る方もおられるほどです。
などと、稲藁から、水田生態系保全のお話をさせていただいた後、古民家に行き、昔の家に備わっていた藁打ち石で、藁打ち体験をしていただきました。
まずは、藁の下処理、藁すべをとる作業。こちらの手付きの危うさを見てと思われますが(笑)参加者の年配の方が、昔はようさせられたんやとおっしゃりながら、さくさくと藁すべを取って、藁打ちを見せてくださいました。
しめ縄は、柔らかくする必要がないので藁打ちをしなくてもよいようなのですが、皆さんに体験としてトライしていただきました。
おとなも子どもも、重た~~!
わらじなど作るにも結構な重労働だということがわかっていただけたかと思います。
センターに戻り、今度はレーキと呼ぶ、熊手のようなもの、草を集めたりするときに使う道具を使って、藁すべ取りをしました。
お母さんに押さえてもらって、藁を引っ張る!
慣れない人は、こちらの方がうまくいくみたいですね。
そして、ここでも、年配の方が、縄ないをして見せてくれました。みなさんも、それを見ながら、チャレンジ!
ちなみに、しめ縄にするときには、右利きの人にとっては逆の方向になる左巻きにすることが多いようで、この由来は古事記に遡るとのこと。
皆さん、なかなか苦戦しつつ、でも最後には、それなりに形になってよかったです。
水引や二番穂の残しておいたものなど、工夫しながら飾り付け。
皆さん思い思いのしめ縄が完成です。
皆さんからは、
「いい体験ができました!」
「自分で作ったしめ飾りでクリスマス&お正月を迎えることができてうれしい。」
など、感想をいただきました。
皆さん、リング型のものが多かったので、クリスマスのリースとしても使っていただいているでしょうね。年末の楽しい思い出にしていただけてよかったです。
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