水路の水の流れを少しでも良くする為に、
水路の中に茂っていた草を泥と共に浚渫しました。
この場所で一番目立つ草は、ミクリです。
ミクリは、湿地内でも比較的多くありますが、
ここには、ミクリが2種類あるようで、
もう1つのミクリはナガエミクリではないかと言われています。
しかし、この場所では流水のためか、花が咲いたことがなく、
ナガエミクリだろうとしか、今はいえません。
それで、この浚渫の際、掘り上げられたミクリを、
すべては無理でも、別の場所に移植しようと、
工事の方のご協力もいただきながら、作業を行いました。
水路から堀り上げられたミクリ
ミクリは2種類あり、左側がミクリ、
右側がナガエミクリと思われるものです。(画像大きくなります。)
右側のミクリは、細く、葉の幅が広いところでも1センチほど。
色も濃いですし、掘り上げてみると根の感じも違います。
とりあえず、すぐ近くの水が深い場所を選び、
周囲のヨシなどを刈り場所を作って、移しました。
ちなみに、昔の分布図を見ましたら、
元々、この場所にもあったようです。
上げられたミクリから救出できたものは、
とりあえず、乾かないように水路際に仮置きし、
これから、少しづつ良さそうな場所に運ぶことにしています。
これがうまく根付いて、花が咲いてくれますように。
コメント
江尻のあたりの水路、ヒメビシの池にポンプで水を組み入れている辺り、あのあたりのミクリはナガエミクリだと思っていました。あんまり分岐せずに、また、ちょっとだけ花柄があるように思いましたが。
七七丸さま
あの水路で花をつけているのは、ミクリと思いました。この浚渫の前にも、見てまわったのですが、実をつけているのは、ミクリでした。
ナガエミクリがあると聞いていたので、気をつけてみていたのですが、葉が細い方のミクリでは花をつけているのを見たことがなく、確信がもてずにいます。
たぶん、これがナガエミクリと思っていますが、調べた本には流水中では咲かないと書かれていまして、だからかなぁとスタッフ間では話しています。
なので、今回、止水に移すことで花が咲いてくれることをとても期待しています~