出番来た!足踏み脱穀機&唐箕(とうみ)

脱穀 中池見の風景
いきもの学校田&ミニ田んぼの稲刈りは、
今日も順調に進んでいます。
そんな中、ふだんは萱葺き農家に展示してある昔の農具を、
実際に動かして、昔の農作業を見たり体験していただけるようにと、
中池見会のおじちゃんたちが、セッティングと試運転してくれました。

脱穀機

脱穀機
【足踏み脱穀機】
足踏みミシンのように、下の板を踏むと、木の板で作ったドラムが回ります。ドラムには、U字型の太い針金が並んでいて、ここに稲穂をおいて、籾を落とします。
脱穀
脱穀機にかける前に、ハサで干した稲の束を、もう一度締め直します。
そうしないと、脱穀機にかけたときに、ばらけたり茎ごともっていかれたりします。
脱穀
まずは、おじちゃんがお手本を・・・
リズムよく板を踏み、ドラムはうなりを上げて回ります。
相当の高速回転。
まるでずっと使い続けてきたように、いかにも簡単そうですが・・・
脱穀
順番にやらせてもらいます。
最初は板を踏みながら稲を置くのは難しいので、
おじちゃんに踏んでもらいながら、脱穀します。
私もやってみましたが、
相当の勢いがあるので、手まで持っていかれそうです。
構え方や手の位置、稲の扱い方など、
丁寧に教えていただきました。
脱穀
今度は、踏みながら脱穀にチャレンジ!
脱穀
5m×5m1区画分の脱穀が終わりました。
まぁまぁあるやないかとおほめの言葉(?)
でも、もみすりをすると、相当目減りするそうで・・・(笑)
脱穀
機械から落ちた穂も拾ってしごいて、足します。
できたお米は大事大事にしないと、バチがあたります。
唐箕
次に唐箕の出番。
上から籾を入れて、手前のハンドルを回すと、
風がおこって、上から入れた籾を飛ばします。
実の詰まった重いお米は手前に落ち、
軽いお米やワラなどは、奥のバケツや外に飛ばされます。
この風の勢いや上からの籾の落とし具合で、
選別の精度が変わります。
唐箕
久しぶりの出番で、ちょっとガタガタと・・・
よう元取った使い方やなぁ~と、おじちゃん。
でも、あとで分解してみると、
付け替えがきく作りになっていて、
これには、おじちゃんたちも、うまいことできとる~と感心してました。
唐箕
緑の箕の中が、いいお米、
手前のバケツが軽いお米。
コンバイン
古い道具ですべての稲の脱穀は、やっぱり大変なので、コンバインも用意しておきます。
古い道具の仕組みを見たり、
その作業の工程を知ると、
うまく出来てるなぁと思うと同時に、
当時の農家のご苦労もよくわかります。
おじちゃんたちに伺うと、
コンバインが出てきた時は、本当に驚きだったとのこと。、
いわゆる三種の神器のように、
農家の方の生活を革命的に変えることになったのでしょうね。

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