前々からやりたいと思っていたバードウォッチング。
でも、雪深くて、天気がよくても歩けるかなぁ、と
毎日、心配しながらすごしていました。
今朝は起きるとすぐの、強風と雨・・・
雪じゃないけど、雨風か~~と、正直がっかり。
今日はやっぱり、フィールドは無理かなぁなんて思っていましたが、
開始時刻に近づくにつれ、何だか穏やかな天気に・・・
始めましょうかという頃には、陽が射し始め、
雪が深いけど、大丈夫な感じになりました。
やった~(笑)
今日は、越前市から中池見の鳥の調査に長年通ってくださっている、
日本野鳥の会福井県支部の会員・吉田一朗さんを中心に、
同じく越前市在住の野鳥の会会員・横山大八さん、
敦賀市内在住の野鳥の会会員・田川亨さん、丸山清司さんが、
案内を引き受けてくださいました。
(画像大きくなります)
(左)
さっそくセンターの裏手を出発。
雪が深いので、スノーシューを履いている方が先頭に立ってくださり、
そのあとを、かんじきや長靴隊がついていく、という感じで歩きます。
(右)
誰かが、はまってます・・・(笑)
でも、道中のほぼ全部がこんな感じで、
皆さん、前の人の足跡をたどっていても、
体重の重い軽いに関わらず・・・多分(笑)、
ズボズボっとはまりながらの道のり。
野鳥の会の皆さんは、慣れていらっしゃるとはいえ、
重いスコープなど持ちながらで、大変そうでした。
池が遠くに見えますが、シャーベット状に雪なのか氷なのかが、
膜をはったような感じになっているため開水面が無く、
水鳥は見えません。
大きな池がそんな状態なのに、
湿地の中には、ところどころに、雪がない場所がある、
こういう場所は、水が湧いていたり浸みだしていたりして、
鳥も他の生き物たちも利用しているらしく、
中池見のおもしろく、不思議なところです、と吉田さん。
単発的に、小鳥が見えたり、声が聞えたりしていましたが、
なかなか、しっかりと姿を捉えることができません。
天気も不安定だし、鳥も出てこないのかなぁ、と思っていたところに、
にわかに賑やかな小鳥の、いろんな声が、林縁部に聞え始めました。
みんないっせいに、わ~、なんかたくさんいる~と、
葉の落ちた木の枝に注目します。
エナガやシジュウカラといった何種類かの小鳥たちの混成チームが、
現れました。
林から湿地の縁のヨシなどの藪の間を行ったり来たりしています。
すぐ目の前の枝に、ルリビタキが私を撮ってといわんばかりにとまってくれたりして、
サービス満点!!(笑)
その後、空は見えているのに、暗い雲も出て、
晴れたと思ったら、急に吹雪
いてきたりという不安定な天気、
いてきたりという不安定な天気、
帰りの時間も気になって、
そろそろ戻りますか~?と、声をかけますが、
だれも、そうですね~とは言いませんし、動きません(笑)
まぁ、もうちょっと・・・と、歩き始めてしばらくの後、
中山上空にオオタカが!!
中池見でよくみかけるノスリなどよりは小さめですが、
何ともカッコイイ、その飛翔。
わーすごい~、わ~すごい~!と言っている間に、
深山の方に飛び去ってしまいました・・・ぁぁ・・・
本当にあっという間でしたけれど、
何ともいえない満足感。
雪深い中、がぼりながら歩いた苦労が、これで一気に報われた気分です。
その後も、もう少し歩きましたが、
皆さん、それなりに納得されたのか(笑)、
野鳥の会の横山さんの、それじゃそろそろ帰りましょうかというお声かけに、
すんなり帰路につくことができました(笑)
といっても、帰り道、
初心者組がすたすたと帰るところ、
ミサゴが出た~とか言いながら、
野鳥の会の皆さんが最後尾で、なかなか戻られない(笑)
気持ちはよくよくわかります(笑)
センターが見えようかというところからが、
なかなか進めなかったりして・・・(笑)
無事、全員センターに帰還し、
今日の成果のまとめをしました。
吉田さんからは、ただ鳥を見るだけでなく、
最低限、年月日や場所、できれば、時間やどんな様子だったかといったことを、
記録できれば、それがデータとして活かされるとのこと。
最近は、デジカメで撮影すると、そういったデータが残しやすいので助かる、
といったお話など伺いました。
バードウォッチングとしては、一応、ここで終了、としましたが、
その後、野鳥の会の田川さんが持ってきてくださった野鳥の画像や、
スタッフが撮影した動画などを、プロジェクターで見たり、
横山さんが描きためられた野鳥の水彩画を見たりと、
「おまけ企画」を楽しみました。
そうこうしているうちに、センター前の三角の田んぼに、
常連のケリが来て、撮影会に(笑)
ちなみに、今日観察できた鳥は、
ヒヨドリ、シロハラ、セグロセキレイ、アオジ、モズ、カケス
ハシボソガラス、シジュウカラ、エナガ、ルリビタキ、オオタカ
トビ、メジロ、ミサゴ、トラツグミ、ウグイスの16種類に、
センター前で観る事ができた、
カシラダカとケリを追加して、18種類ということになりました。
吉田さんたちによると、今年はどういうわけか、どこのフィールドでも、
小鳥の数が少ないそうで、
今日のこの記録は、上々とのことでした。
鳥全体の様子は気になりますが(震災と関係あるのでしょうか?)、
それでも、中池見にはたくさん鳥が来てくれていたことが、とてもうれしく思いました。
今日ご参加くださったみなさん、
そして、ご案内くださった野鳥の会会員の皆さん、
本当にありがとうございました。
ぜひ、また次回を企画したいと思いました、ので、
そのせつはどうぞよろしくお願いいたします~!
それから、今回のバードウォッチングの様子が、
RCNで放送されるそうです。
2/17(金)19:00からの放送の中だそうですので、
敦賀在住の方は、是非、ご覧下さいませ!
ところで、前日に下見にも来てくださっていた、田川さんから、
下見の時に撮った画像をこのブログにお寄せくださいました。
たくさんあった中の一部をご紹介させていただきます。
生の画像も見せていただきましたが、本当に細部まで見える美しさに感激です~
「ルリビタキ(♀)」
「ケリ2羽」
「アオジ雪面」
「エナガ採食」
田川さん、ありがとうございました!
コメント
探鳥会ははじめての試みだったのですね。
天気もよくなって,鳥もたくさん姿を見せて,うまくいってよかった。
田川さんの写真も素敵です。
仮設道路の池は氷が張ってその上に雪がうっすら積もっていて,
水鳥が泳ぐ余地はありませんでした。
ここらの水は流れがないんでしょうね。
それに対して、江の水は凍ってませんでした。
一週間前の2/5、池河内は雪がかなり積もっていましたが,
顔をのぞかしている水域は凍っていずに,カモが泳いでいました。
七七丸さま
冬はエサが少ないこともあって、結構、鳥たちも警戒がおろそかな気がしました(笑)
人がいて怖いけど、でも腹減ってるし~って感じかもしれませんね。
タシギのターちゃんだけでなく、小鳥たちもそんな気がします。
そういう意味で、初心者でも見やすい、そんな季節だと思いましたね。
これからは、鳥はわからんとあきらめずに、ちょっと粘って観察してみようと思いました~