福井南高校の皆さんによる中池見の保全活動も、今年で4回目となります。
例年、バイパス道路に近い仮設道路の
セイタカアワダチソウ抜きをしていただいていましたが、
バイパスから入って、作業をしていただいて、
湿地の中をゆっくり見ていただく時間もとれなかったので、
今年は、中池見口から入っていただき、
分田のセイタカアワダチソウ抜きと、
笹鼻江の江掘りをしていただくことにしました。
始めの挨拶や作業の説明などのあと、
さっそく、各学年ごとに現場に向かいます。
笹鼻江の江掘りは、3年生の皆さん約80人ほどで、がんばっていただきました。
スタッフの指導のもと、大きくなったマコモをひっぱる人、
根を掘る人など数名で協力しあいながらの作業です。
この笹鼻江は、昨年9月に、市民ボランティアの皆さんのご協力を得て、
貫通させた水路です。
でも、1年たつとこの通り、とっても元気に大きくマコモが育ってくれています(苦笑)
この成長具合を見ると、昔は、年に2回江掘りをしていたというのもわかります。
年に2回するのは大変なことですが、
2回することで、こんなに育った草を相手にしなくてよかったとも聞きます。
でしょうね~
こちらは、1年生の皆さん、セイタカ抜きに入ってもらってます。
抜くのも大変ですが、抜いたものを外に運び出すのも本当にしんどい。
根には大量の泥土がどっさりついていて、重い重い。
でも、運び出さないと、置いた場所で再び根づいてしまうので、
抜く人運ぶ人と、役割分担してがんばって運んでもらいました。
この場所からは、遠くて大変だったと思います。
一方、こちらは2年生。
2年生は、足場が悪いので、事前に引いておいた板の上に並んで、
バケツリレーで中江道の方に出してもらいます。
そして、1年生が運んできたものも合わせて、
水路で泥を落とす人、落としたものをさらに集積所に運び出す人と、
役割分担して作業してもらいました。
その場の状況判断しながらの作業でしたけれど、
テキパキサクサクと、気持ちのいい仕事ぶり。
本当に頼もしかったです。
同様に、江掘りも予定以上に進み、ほぼ貫通しようかというところまでできました。
実は、台風の影響が尾を引いて水が引かず、
昨日の午前中まで、江掘りは無理と考えていたのですが、
昨日の午後からの様子で、途中までくらいならできるかもしれないとの
おじちゃんたちの判断で、足場の草刈りや道具の準備など、
一応江掘りの準備もしておき、今朝の判断で江掘りをしていただこうとなりました。
途中まででもできたらありがたいと思っていたので、
正直、ここまでできるとは思いませんでした。
奥に行くほど相当足元が悪くて、本当に大変だったと思います。
また、画像右側、セイタカもご覧のとおりの山積みに。
総勢約250名という数の力だけでなく、皆さんの熱心な働きぶりのおかげです。
本当にありがとうございました!
作業のあとは、各々で昼食。
できれば、少しでも散策もしていただけたら良かったけれど、
ちょっと作業時間が押してしまって、
その時間はほとんどとれなかったと思います。
でも、ちょっと風は強かったけれど、
かえってそれが気持ち良いくらいの良い日和。
ハードな作業の後で、おいしくお弁当も食べていただけたかなと思いま
す(笑)
す(笑)
さて、皆さんの作業のおかげで・・・
左:作業前→右:作業後
あまりにもすさまじいセイタカの群生ぶりに、
どこから手を付けたらよいの?状態だったので、おかげで、
これからさらにがんばろう!と、元気をいただくことができました。
そして笹鼻江は、こんなにすっきりと。
1時間ほどの作業でしたが、本当に内容の濃いものだったので、
若いとはいえ、結構お疲れかもしれませんね。
そこは、回復力の速さで乗り切ってくださいませ(笑)
福井南高校の皆さん、今年も本当にありがとうございました!
スタッフ一同、本当に感謝しています。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします~
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