6月28日、パブリックリソース財団とキヤノンマーケティングジャパンによる
「未来につなぐふるさと基金」のご支援をいただき、
中池見ジュニアレンジャーが活動をスタートさせました。
中池見湿地は、生物多様性の高さも評価され、ラムサール条約に登録された湿地です。
けれども、そんな中池見の生き物たちの中には、
気付かないうちに姿を見なくなってしまったものもいます。
中池見ジュニアレンジャーは、中池見の生き物を調べ、
数を減らしてしまった生き物たちが暮らしやすい場所になるように、
継続して活動する、小中学生の皆さんのグループです。
雨が降ったりやんだりする、不安定なお天気でしたが、
雨がやんだタイミングで出かけて外でオリエンテーション。
ここからしばらく歩いた場所が、今日の活動場所となります。
ちょうどセンターの真反対の場所にある蛇谷の池です。
昔は棚田になっていた場所で、休耕田になってからも、
水が豊富でゲンゴロウの仲間がたくさん見られた場所でした。
一時は外来のスイレンが繁茂していましたが、スイレンを防除し、
今ではヒメビシやミズユキノシタなどが生え、ヤナギスブタなどの希少な水草も甦り、
ゲンゴロウの仲間も見られるようになりました。
ただ、その後、ゲンゴロウの仲間も再びあまり見かけない様子。
原因の一つには、アメリカザリガニがありそうです。
レンジャーたちに、さっそく仕掛けておいたかご罠を引き上げてもらうことにしました。
深いよ~気を付けてね~
かご罠の中には、オタマジャクシがいっぱい!
でっかいオタマジャクシ~
ザリガニもいた~!
たも網を使って、生き物調査もしました。
草が多いところは、沈まないから歩きやすいよ。
たも網で生き物を捕る時は、網に向かって足で追いこむようにすると入るよ。
メダカやコミズムシなど、いろんな生き物が・・・
ヒメゲンゴロウはチャック袋に入れて、見てもらいました。
この池の面積の多くを、カンガレイなどの草が覆っています。
今日のために、事前に少し抜いておいたカンガレイですが、
まだ根っこがたくさん残っているのをみんなで運んでもらいました。
泥がしっかりついてて重たいです。
大きなミミズやドジョウも見つけました。
終わりの時間が迫り、藤野くんからまとめのお話。
みんなが今日調べた生き物、次回にも見られるか、
カンガレイの根っこをとって、開けた水辺が増えたことで、
もしかしたら、違う生き物が見られるかもしれません。
次回は8月、夏真っ盛りには、ここの草がどうなっているのか、
どんな生き物に会えるのか、楽しみですね。
未来につなぐふるさとプロジェクトについてはこちら
コメント