アカガエルの産卵が始まりました! 2月のザリバス&ジュニアレンジャー

ザリガニバスターズ

こんにちは。2月も後半、日差しがだんだんと温かくなってきた…といいたいところですが、季節が逆戻りしたような天気が続きますね。
ザリガニバスターズとジュニアレンジャーの活動を行ったおととい20日(日)も、まるで真冬のような一日となりました。

まずはザリガニバスターズ!今回は2組3名の方にご参加いただきました。
秋に小型のザリガニが数多くみられた江尻の田んぼに向かいますが…

雪降る研究田
まだまだ雪はやみそうにありません。しばし雨宿りならぬ雪宿り。
しばらく田んぼの様子を見ていると、なんとアカガエルの卵を発見!
どうやら、先週の暖かい日に産卵したようです。

ちなみに、中池見にはニホンアカガエルとヤマアカガエルという2種類のアカガエルが住んでいて、それぞれの種類は卵のさわり心地によっても見分けることができることが知られています。


アカガエルの卵をすくい上げるザリバス参加者さん。
どんなさわり心地だったかな?

この場所で見つかった卵は、すくい上げると指の間からこぼれ落ちるような柔らかな質感。どうやらヤマアカガエルのようです。


天気も落ち着いてきたところでザリガニバスターズ活動開始!
去年は1時間少しで1,000匹もザリガニが取れた田んぼですが、この日は15匹ほどしか見つかりませんでした。局所的ではありますが、活動の成果が出てきたかな。

午後からはジュニアレンジャーの活動。
コロナ禍ということもあり、会場の様子はzoomで生中継。自宅から参加するレンジャーもいます。


まずは、みんなで報告会に向けてレンジャーの皆さんが作った作品をお披露目。イラストや作文、レポートなど多様な作品が集まりました。
くわしくは3月21日のみんなで報告会で。こちらもzoomで配信予定です!

つづいてはアカガエルについてお勉強!
今の時期見られる2種類の見分け方や、カエルが生態系の中で重要な役割を果たしていることなどを予習したところで、外に出て実際に卵を探してみます。

レンジャーたちは辺りをキョロキョロしながらカエルの卵探し。
ビジターセンターの北側の高台にある『栗木谷の池』にまでやってきました。
めいめい「夏にはここにたくさんオタマジャクシがいた」「卵もいっぱいあるんじゃないか」と話しています。覚えていてくれたようでうれしい。
さてさて、池の様子はどうかな…?


アカガエルの卵発見!かなりたくさんあります!
触って、種類を確かめてみよう。


ほとんどの卵はすくい上げると指の間からすり抜けてしまう柔らかな卵。どうやらヤマアカガエルのようです。しかし、よく探してみると、しっかりと持ち上げられる卵も見つかりました。どうやらこちらはニホンアカガエルのようです。
ちなみに、中池見では同時期に同じ場所で2種類のアカガエルが産卵しますが、ヤマアカガエルのほうが少し早めに産卵するイメージがあります。

寒い中でしたが、みんなの作品やアカガエルの卵が見られてなかなか楽しい活動となりました。参加してくださった皆さん、どうぞ体調にはお気をつけて。
なお、両活動とも屋内では十分な距離を保って、マスクやアルコール消毒などの感染対策をしながら実施しています。
来月のザリバス&ジュニアレンジャーも楽しみだ!

(藤野)

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