夏休み最初の日曜日、なんと中国から「生き物探偵団」にチャレンジしに来てくれました。
当初は中池見の田んぼの生き物調べをしていただく予定でしたが、
たまたま和亀保護の会の西堀さんがカメ調査に来られるとのことで、
じゃあということで、いっしょにカメ調査をすることになりました。
西堀さんから、中池見のカメ調査についてレクチャー。
そして中池見で起っている日本固有のイシガメと中国由来のクサガメの交雑問題について、
人や文化の交流はとてもいいことだけど、人がむやみに生き物を移動させてしまうことは問題につながることを一緒に考えました。
お話を聞いた後、さっそくフィールドへ。
仕掛けてあったカゴ罠を上げてみると、イシガメ1匹と大きなザリガニがごっそり!
中国の皆さんは、フツーにザリガニを食べているとのことで、
子どもたちもあまり怖がることもなくザリガニをさっさとバケツに(笑)
この調子なら、カメもザリガニもたくさん捕れそう!
ところが、ゴロゴロとれると思っていた笹鼻池周辺ではまったくとれず・・・
水路まで来てようやく2匹目のイシガメとわずかのザリガニが。
さっきとれたのはメス、今度のはオスだね。体の大きさに対してしっぽの長いのはオスだよ。
オスは小さいけれど立派なおとなです。
今日とれたカメは3匹ですべてイシガメでした。
センターに戻る途中にいたモンキアゲハ
センター前のカメハウスのクサガメでプチレクチャー。
西堀さんが持ってきてくださったカメの甲羅でできた楽器゛アヨートル”をたたく子どもたち。
お昼をはさんで午後は、カメのナンバリングと計測です。
カメのナンバリングは甲羅の縁に穴をあけて、穴の場所で数字を表します。
今回とったカメのうち、一匹には穴が開いていてナンバリングされていました。
これは何番かな?
そして、後の2匹には子どもたちがナンバリングにチャレンジ。
甲羅は爪といっしょやからカメは痛くないよ。
そして体重を測り、ノギスで甲羅の長さを測ります。
体重計にはひっくり返して載せるとおとなしくなるんだって(笑)
計測の最後に、DNA採取。しっぽの先の皮をちょびっとだけ切ってアルコールの入った小瓶に入れていました。
どの作業も皆さん、とても熱心に観たり参加してくれて楽しそうでした。
チビッ子たちは、もふもふ帽子をかぶってポーズ!カワイイ!
最後にわくわく山にのぼって、西堀さんといっしょに集合写真を撮りました。
丸一日中池見を楽しんでくださった皆さん、いい笑顔をいただきました~
梅雨が明けず、夏休みには物足りないコンディションですけど、
どうぞ、日本の旅行を楽しんでいってくださいね。
そして、生き物探偵団にご協力くださった西堀さん、サポートに入ってくださった小林さんも本当にありがとうございました!
コメント