アサリの!意外と知らない面白い生き物シリーズ

中池見の虫

2017/10/03

               

 こんにちは!中池見ねっとのスタッフの浅利です。

 本当は会報の記事にしようと思っていたのですが、長くなりそうなのでこちらににアップさせていただきます(笑)

 中池見には皆さんが知らない、面白い模様、形、生態をした生き物が沢山います。迷いに迷いましたが、今回は蜘蛛お話しようと思います。

 さて、蜘蛛といえば一般的に敬遠の対象、不快の対象となりがちですが、一度そういった偏見を捨てて改めて観察してみてください。

 とりあえず絞りに絞って8種類紹介しようと思います

 

 まずは青い模様が綺麗な二種、オオシロカネグモ、アオオビハエトリです。写真を見ればわかると思いますが、結構綺麗な模様をしています。また、アオオビハエトリなんかは蟻しか食べないという変わった生態をしていて、とても面白いです。

 

オオシロカネグモ

オオシロカネグモ

 

アオオビハエトリ

アオオビハエトリ

 

 蜘蛛の綺麗な模様は青色ばかりではありません。アズチグモとアカイロトリノフンダマシ見てください!赤色がとても綺麗です。アカイロトリノフンダマシはテントウムシみたいで面白いですね。

 

アズチグモ

アズチグモ

 

アカイロトリノフンダマシ

アカイロトリノフンダマシ

 

 次は模様は鮮やかではないけど面白い蜘蛛を紹介します。

 一見何の変哲もないクモだけども、日本七大珍種蜘蛛と言われるクモの一種、ムツトゲイセキグモと言います。

 突然だけども、ナゲナワグモって知っていますか?

 まるでカウボーイのように投げ縄で獲物を捕らえる外国のクモです。(気になる人は調べてみてください。)

 その日本版がこれ。イセキグモです。イセキグモも投げ縄で蛾を捕まえます。

 日本にイセキグモはマメイタイセキグモとムツトゲイセキグモの2種がいます。

 写真はムツトゲイセキグモのオスで、体長2mmもありません。コガネグモの仲間はオスとメスの大きさが極端に違うので小さいのか、単に幼体だからなのかはわかりませんが……。

 メスはもっと大きく変な形をしているのでいつか見てみたいですね。

ムツトゲイセキグモ

ムツトゲイセキグモ

 

 次は変な形の蜘蛛、トガリオニグモです。最初見たときはなんじゃこりゃって思いましたね(笑)なんのためにこんな形をしているのでしょうね

 

トガリオニグモ

トガリオニグモ

 

 次はシロカネイソウロウグモ。その名の通り白金のような色で、他の蜘蛛の巣に居候する変わったクモです。クモというのは違う種類の蜘蛛なら躊躇いなく捕食してしまうような生き物なのですが、この蜘蛛はけっこう大胆な蜘蛛ですね(笑)主にジョロウグモという蜘蛛の巣に居候しています。ジョロウグモの巣は大きく、3重になっていて、比較的多く見られるのでちょうどよかったのでしょうか。珍しくないはないので是非探してみてくださいね!

 

シロカネイソウロウグモ

シロカネイソウロウグモ

 

 最後にマミクロハエトリ。なんでこの蜘蛛かというと、なんとこの蜘蛛のメスのタイプ産地が中池見になっているんです。オスのタイプ産地は韓国にあります。ただそれだけ(笑)ハエトリグモの仲間なので観察しているとかわいらしいです。

 

マミクロハエトリ

マミクロハエトリ

 

 さて、いかがだったでしょうか?少しでも興味を持っていただけたら幸いです。蜘蛛はつまんだりしない限り悪さはしません。人間に影響のある毒を持っているのもごく一部で、ゴケグモ属とコマチグモ属くらいです。最近ではクモを飼育している人もいるみたいです。

 質問があったり、中池見で蜘蛛の観察をしてみたいという方は、僕が出勤している日なら答えます。是非中池見に来てくださいね!

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