透明な氷はまるで宝石。冬限定のご褒美です。

後谷のつらら 中池見の風景

少しずつ日が長くなってきましたね。
暦の上では長かった冬ももうすぐおわり。春の訪れが待ち遠しい日々です。

とはいえ季節はまだまだ冬!先週の金曜日に訪ねた中池見は見渡す限りの雪景色でした。
そんな中、後谷の崖だけは緑色で、フユイチゴやシダ類が盛んに生育しています。

ここにはヤブツバキやヤブニッケイなどの常緑樹の大木が生えているため、雪が積もりづらいようです。これぞ寄らば大樹の陰ですね。

近づいてよく見てみると…

なんと、崖に生えた草が凍っています!
どうやら木々に積もった雪が常緑の葉によって暖められ、溶けだした水が草を伝ううちに凍り付いたしまったみたい。
日当たりの悪い崖ということもあってか、氷が草の表面をすっかり覆って樹氷のようにも見えます。

後谷のつらら 後谷のつらら 後谷のつらら 後谷のつらら

まるで宝石のように透き通った氷。ここだけ時間が止まってしまったみたいです。
雪の多い冬はちょっと移動するだけでも一苦労ですが、大変な思いをした分だけ特別な景色を見せてくれます。

(藤野)

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