日曜日は、武生高校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)としての取り組みで、
越前市内の小中学生と武生高校の皆さん、約30人が中池見に来られました。
武生高校は、これまでもSSHとして様々な研究などの取り組みを行っておられますが、
今年は、この中池見をフィールドにして活動されるとのこと。
1回目のこの日は、まず、このプロジェクトについての説明の後、
フィールドである中池見について、中池見ねっとの増田理事が紹介しました。
午前中は、これに加えてフィールドを歩いて、
動植物を観察するということでしたので、
さっそく、高校生をリーダーに班に分かれ、網などを持って出発。
楽しげに出かけた皆さんでしたが、
さすがにこの日は、前の日にも増しての暑い日でしたので、
皆さん、真っ赤になってお疲れ気味に戻ってきました。
昼食後、昨年の観察会でもお世話になった、
あのナカイケミヒメテントウの発見者、岸本先生から、
中池見の生き物について、先生ご持参の標本などを使っての説明。
その後は、後谷の田んぼで田植えをしました。
田植えには、中池見ねっとから地元スタッフのおばちゃんたち3人に来てもらいました。
田んぼに引いた筋の上を、一人一列づつ植えていきます。
田植えしながらも、イモリの登場があったりで盛り上がり、
なんか、めっちゃ楽しそうでした~
田植えから戻ると、まとめの作業。
今日観察できた生き物を、皆さんそれぞれに付箋紙に書いて、
マップに貼っていきます。
今日一日の観察や作業の中でも、随分多くの生き物に出会えたようですね。
それにしても、5月というのに、もう真夏のような暑さ、
おかげで思った以上にハードな作業になってしまいましたが、
とにかく無事に終えられてよかったよかった。
このSSHの取り組み、
調査・研究や観察のやり方を学ぶと同時に、保全作業にも取り組むことで、
調査・研究が机上の知識に終わらず、活きた知識としてこども達の中で育まれ、
自然環境への興味や関心が自分事として捉えられるようにと、考えられています。
もっとぶっちゃけていえば、
生き物好き、理科好きの子どもたちを掘り起し、大切に育てたいということ。
小学生から高校生という、年齢は違うけれども、
生き物好きという共通点を持った若い人たち同士、何だか安心できる仲間として、
すったもんだしながらも楽しい時間、体験となればいいなぁと思います。
本当に皆さん、お疲れ様でした!
コメント
後谷の田んぼの風景が復活していきますね。
子どもたちが関わっているのが良いですね~
いやいや、本当に嬉しいですし、また、先生方が熱心なのがありがたいです~。