中池見ならではのこすり染め、楽しすぎました~

なかいけみカフェ

第6回なかいけみカフェ~感じる植物染めのお話&こすり染めワークショップ~のご報告です。今回はゲストスピーカーにnoasobi主宰、植物染め作家の丸山梓さんをお迎えして開催しました。

丸山梓さん

古民家にて囲炉裏を囲んで

丸山さんが植物染めを始めたきっかけは、きれいな貝殻だったそう。自然の色の豊かさに魅了され、それがやがて植物染めへとつながった、今は地元の植物や自ら育てた藍を使って植物染めをされているとのことです。ということで、材料を見せていただきながら、これで染めた布はどれでしょう?とクイズをまじえて植物染めの面白さ、奥深さを楽しく伺いました。

今回はお話と合わせてワークショップでこすり染めを体験。いわゆる染料を作る染め方とは違い、摘んだ花や葉をそのまま布にこすりつけて色や形を写しとる染め方です。
さっそく草花を採集に外へ。なるべく柔らかい草の方が色が出やすいけれど、試してみないとわからないので、実験だと思って楽しみましょうとアドバイスを受け、今の時期咲いている、ニガナやノアザミ、ヘビイチゴの実や様々な葉っぱ、もう終わりかけのカキツバタの花、そして、なんと言っても中池見ならではの植物、田んぼの中にある絶滅危惧種のデンジソウやヒメビシも採集。

道端で草摘み

田んぼで草摘み

ヒメビシ(左上)とデンジソウ(右下)の間の苗には隠れたつもりのトノサマガエルが(笑)

古民家に戻って、さっそく布の上に押し花のように並べます。この時、表向きに置くか裏向きに置くかで、まったくニュアンスも変わるそう。
みんな、スプーンでコシコシとこするのにおとなもこどもも夢中。

摘んだ草からどれをどう並べるか悩みどころ

裏向きか表向きかで染まり方も変わる

並べました!

おとなもこどももこするのに一生懸命

もういいかなぁというところで開いてみると、予想以上に色が出るもの出ないもの、思ってた色と違っていたり。。。
丸山さんによると、同じ植物でも生えている場所や時期、写す布や力加減によっても、出来上がりが変わるとのこと。これは本当に奥深いものでしたし、参加者の方からも、『中池見を散策しながら、葉っぱや花を、やわらかいか固いか、ちくちくしているかなど感覚を楽しみながら、染め物を楽しむことができました』などと感想をいただきました。

みなさんの作品

ちなみに今回のカフェのお茶菓子は、植物にこだわり浅海分店さんの草餅、クロモジの枝を楊枝にしていただきました。お茶はもちろん、中池見玄米茶です。でもまたしても、ちゃんと映える写真を撮るつもりだったのに、食べてから気づくという(苦笑)

とても柔らかくて美味しい草餅と、皆さんが作られた素敵な作品に癒されました。

 

※このイベントは、2024年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催しました。
基金ちゃんマーク

コメント

タイトルとURLをコピーしました