８月７日、劇団シンデレラ（愛知県）の皆さんが、中池見湿地のラムサール条約登録10周年を記念して、お祝い公演に来てくださいました！
劇団シンデレラは、「SDGｓミュージカル」という独自の環境保全活動を40年にわたり行っています。日本全国はもとより海外でも公演、敦賀市の環境フェア・GREEN PICNICには毎年参加され、必ず中池見湿地にも来てくださいます。その活動は高く評価され、2020年には「脱炭素チャレンジカップ」で文部科学大臣賞（社会活動分野）を受賞され、今年、令和4年度地域環境美化功績者環境大臣表彰を受賞しています。
さて、今公演の舞台は、天使のナチュリーがサシバと共に中池見湿地を訪ね、稲作をする地元の方や中池見湿地で活動するジュニアレンジャーの子どもたちに出会うストーリー。中池見湿地のことをよく知ってくださっているからこそのお話で、田んぼの守り手の高齢化やアメリカザリガニの問題にも触れ、馴染みのある場所や生き物たちがどんどん出てきます。
「10周年おめでとう‼」演じる子どもたちの声に、オープニングから涙がウルウル。生の歌とお芝居を見たのは、久しぶりだな～と、いっぱい手拍子や拍手して楽しみました！
8/5の大雨の被害により国道・高速道路・鉄路も寸断され、福井方面からの人流も物流も途絶えている中、３０名を超える方々が会場に足を運んで下さいました。
「こんな状況だからこそ皆さんに元気を届けたい」と歌う子ども達のパワーが、会場の皆さんに降り注いでいるように感じました。
そして公演後には、劇団員も参加しているユースラムサールジャパンのメンバーから、全国の湿地を紹介する事業など現在取り組んでいる活動の報告がありました。ユースラムサールジャパンは、全国のラムサール条約湿地で活動する中学生～３０歳までの「ユース世代」による、ネットワークグループです。こうして頑張ってくださっている若い人たちがいることはとても頼もしく、私たちにとっても本当に励みになりました。
午後は、シンデレラの皆さんと中池見ジュニアレンジャーとで、この日湿地内でカメの調査をされていた皆さんから調査についてのお話を伺ったり、劇の中に登場した動植物を観察したりしました。
古民家の中でオリエンテーション。
劇の中にも出てきたデンジソウを観察
中池見のカメ調査についてお話を伺いました
湿地内の観察 「先日の大雨の時には道がわからないほど水浸しだったんですよ」
センターに戻ってみんなで集合写真、パチリ！
最後に・・・劇団シンデレラの皆さんから、中池見湿地のために公演で集めてくださったご寄付をいただきました。シンデレラの皆さん、そして多くの方からの思いを支えとして、これからも中池見を守る活動にしっかり取り組んでいきたいと思います。
本当に本当に、ありがとうございました！
この時の公演は、YouTubeでご覧いただけます。
ぜひ、ご覧ください！
劇団シンデレラ公演
2022 8 7 天使が中池見湿地にやってきた ～ラムサール条約登録１０周年記念～
https://www.youtube.com/watch?v=YO0KAA1H1ro
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