環境省から第4次レッドリストが発表されました。
2007年から5年ぶりの改定で、マスコミでは、1970年代には
生息していたニホンカワウソが絶滅したということが
取り上げられていました。
たくさんの生き物でランクの変更がありました。
その中で、中池見に関連した生き物について
ピックアップしてみました。
【絶滅危惧Ⅱ類から絶滅危惧ⅠB類になったもの】
オオアカウキクサ
中池見のオオアカウキクサは2か所の生育地が現在は確認されなくなり、
残り2か所も心配な状況です。全国的にもⅡ類からⅠB類ということは
生育地が減っているのだと思います。
(オオアカウキクサ 2010.4.24撮影)
【準絶滅危惧から絶滅危惧Ⅱ類になったもの】
サンショウモ、ゲンゴロウ、マルタニシ
中池見ではここ数年、サンショウモ、ゲンゴロウは確認されていません。
オオタニシは多いですが、マルタニシは意外と少ないと思います。
【新たに準絶滅危惧になったもの】
ニホンイシガメ、トノサマガエル、ガムシ、クロゲンゴロウ、
シマゲンゴロウ、キベリクロヒメゲンゴロウ、キイロサナエ
イシガメやトノサマガエルは中池見ではよく見られますが、
水生昆虫はしっかりとした調査が必要と思います。
ゲンゴロウの仲間が、どんどんレッドリスト入りしているところが
水生昆虫の危機的状況を示しています。
(シマゲンゴロウ 2010.9.10撮影ピンボケですが…)
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