7月30日、梅雨明け後の容赦ない猛暑の中、
越前市で自動車部品製造を行っている、アイシン・エィ・ダブリュ工業さんから、
環境保全に取り組んでおられるアイシン連結環境保全研究会の皆さんが、
中池見湿地での保全活動にご協力したいと、江掘り作業に来てくださいました。
主に愛知県や遠くは北海道、九州の方など、様々な地域からお集まりとのことで、
いきなりの作業ではなく、
まずは中池見湿地の中を歩きながらご紹介させていただきました。
ビジターセンターでの概要説明の後、
センター前の穂が付き始めたミニ田んぼをご覧いただき、
市民のみなさんとの取り組みや、
その取り組みによって元気に育つデンジソウや咲き始めたミズアオイなど、
希少な水田雑草をご紹介しました。
その後、江尻、そして後谷へ向かい、
現在、中池見の保全への影響が懸念されている北陸新幹線について、
ご説明させていただきました。
なんせ、猛暑ですので、これだけ歩くだけでも、皆さんもう汗だくだく(笑)
一旦、三つ又広場で水分補給などしていただき、
いざ、江掘り作業へ・・・
三つ又の木橋で、道具など準備して待っていた中池見ねっとの作業スタッフから、
江掘り作業のやり方について説明しました。
水分補給は十分に、くれぐれも決して無理をしないように、と、
くり返し声がかかります。
いや、本当に暑い・・・
この場所は、26日の江掘り作業を行った中江の下流になる場所で、
この場所を江掘りしていただくことで、
先日の江掘りの効果が一層あがることになります。
江尻から見ると、事前に周囲を草刈りしておいたので、
水路はいっそう草もさもさに見えますね。
長柄鎌で根切りをする人と草を引っ張る人との共同作業。
しっかりと張った根には、泥ががっしりとついて重いんです!
でも、1つとれる先から水の流れがでてくるんですよね。
とはいえ、この日は本当に酷暑!!
皆さんの消耗度は相当だったと思います。
それでも、30分ほどの作業で、江尻の水路の大部分を掘ることができました。
作業スタッフからも、
ほんまに助かった~!
皆さん、おおきに、ありがとうございました~!と声がかかります。
この通り、あの草もさもさは、すっかり消えました。
本当にお疲れ様でした!!
アイシンさんからは、昨年から保全へのご協力のお申し出があり、
いろいろとご相談させていただく中で、
今回、江掘りに取り組んでいただくことになりましたが、
このように、保全作業に協力しようと取り組んでくださる企業さんの存在は、
私たち、現場のものにとっては、本当に心強くありがたいものです。
作業には、人手をかけて一気に行いたいものや、
コツコツと少しづつでも継続して行うことが必要なものなど、
いろいろなタイプのものがあります。
ぜひ、何か協力したいんだけどと思ってくださる企業の皆さまには、
お気軽にお声かけいただき、ご相談しながら、
様々な保全の取り組みに関わっていただけたらと願っています。
あらためて、
アイシン連結環境保全研究会の皆さま、ありがとうございました!
本当にお疲れ様でした!!
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします~!
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