中池見湿地内でキタノメダカとは違う色のメダカが見つかりました。

中池見の生きもの

1/11付の福井新聞の記事にも掲載されましたが、昨年11月に中池見湿地内で、通常のキタノメダカとは明らかに白いメダカが見つかりました。
奇しくも、その日はなかいけみカフェで近畿大学名誉教授の細谷先生からキタノメダカのタイプ産地として中池見湿地がしっかり守られなければならないというお話を伺った当日のことでした。
なかいけみカフェ第2回【キタノメダカのタイプ産地はなぜ中池見湿地なのか?】

夜間のことで、何か色がおかしいと感じて撮影したところ明らかに白く、その場では捕るものを何も持っていなかったこともあって、採取はできなかったとのこと。そして、その後何度も採取を試みていますが、未だに見つかっていません。

これまでも中池見湿地の生態系を脅かす様々な問題と直面してきましたが、遺伝子レベルの問題をどうすれば・・・という気持ちが強く、一番恐れていたともいえる問題です。
幸いなことに、中池見のメダカについては何人もの専門家の方が関わってくださっています。今回のメダカはまだ改良メダカとは断定できませんが、とにかくやれることをやっていきたいと思います。
まずは、一人でも多くの方に、今飼っている生き物は決して野に放さないで最後まで面倒を見てあげてほしいということをお伝えしていきたいと思いますし、周りの方にお伝えいただければと思います。

なお、近畿大学の北川忠生教授から、メダカの飼い方やどうして飼っていたメダカを自然に放してはいけないのかわかりやすい動画をご紹介いただきました。
北川先生が監修されたしまじろうくんの動画です。

TV番組「しまじろうのわお!」生物多様性のわお!~生物を飼う編~
https://youtu.be/n2eUpPKtelQ

(上野山)

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