スタッフNの閲覧虫意 第二回コガタスズメバチ

中池見の虫

こんにちは、スタッフNです!
湿地を飛び交うトンボやチョウも夏の顔ぶれが混じり始めてきて、

季節の移ろいを感じます。

センターに来てから早2ヶ月経ち、

常連さんたちにも虫に詳しい(変な)人として認識されてきたようで、
先日こんな素敵なお土産を頂きました♪
どうみてもハチの巣ですね。結構大きいです。
トックリのような不思議な形ですねぇ(先っぽは落としたときに砕けちゃいました…笑)

その名もずばり、トックリバチというハチが日本にはいまして、
最初はそれの巣かと思ったのですが、どうも違うようです。

色々と調べた結果、コガタスズメバチの初期の巣ということが判明しました。
じょ、常連さん…何ておみやげを…


「ハチおらんかったから古いやつやと思って拾ってきたわ!」と

常連さんは仰っていましたが、
巣を割ってみると中には育ち盛りの幼虫たちが10頭ほどいました。
採った時たまたま女王バチはお出かけ中だったのでしょうね。

なんて危ないことをなさったんだ笑


しかしスズメバチの巣の内部を見れるチャンスもそうそう無いので貴重な体験でした。
外から見るとトックリの形でしたが、

内部は普通の形のハチの巣になっているのですね。
白い蓋がついているものは、もうすぐ蛹になる準備をしている幼虫です。
もうすぐ蛹になろうとしていた幼虫です。

結構大きいですね。ぷりぷりしてて可愛いですね。
このあと、スタッフが美味しくいただきました。ご存じの方も多いかと思いますが、

日本にはスズメバチの幼虫を食べる文化があります。
昆虫の中ではかなり美味しいと評判で、
一部の地域では今でも根強い人気を誇っています。
とはいえ今ではほとんど食べる機会もなく、

私自身もこれまで食べたことがありませんでした。

幼虫を佃煮にしたりするのが一般的な食べ方らしいですが、

生でも食べられるそうなので一口でぺろりといきました。
噛んだ時に体液がドロっと出るのが慣れないのでちょっと気分が悪いですが、
味は確かに良かったです。
特に味付けをしていないのに強烈な旨みがあり、
蛹になる前で糞も溜まってなかったので変な癖も特にありませんでした。
でも別に生でたくさん食べたいと思うほど美味しかったわけではないです。

ちゃんと調理したほうがよさそうです。

何はともあれ、色々と貴重な体験が出来て楽しかったです。

常連さん、ありがとうございました。

皆様も、スズメバチを食べる機会があれば恐れずに是非ご賞味ください♪
かと言って、積極的にハチの巣採りに行かないでくださいね!

コガタスズメバチも刺されたら当然めちゃくちゃ痛いし、
最悪アナフィラキシーショックで死にます。
巣を見つけても遠巻きに眺めてそっとしてあげてくださいね。

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