ほっそり、たら~ん、ヤナギタデとヤナギヌカボ

水路沿いにはタデ科の植物がたくさんあります。
タデ科の植物は、みんなよく見るととってもかわいいけれど、
派手さはないので、見過ごされてしまいそうです。
その中でも、地味なランキングの上位にある(笑)、
ヤナギタデとヤナギヌカボ。
ヤナギタデ
ヤナギタデはその名のとおり、葉がヤナギのように細くて、
また、花のついている部分がたら~んと垂れ下がります。
ヤナギタデ 
蕾は赤みを帯びていますが、花は白くて2~3ミリほど、
小さいけれど形よく、ちゃんと咲きます。
ヤナギタデかなぁと迷ったら、葉をかじるのが一番(笑)
かじって辛かったら、ヤナギタデです。
でも、本当に辛くて、しばらくは舌がしびれるくらいなので、ご注意を(笑)
蓼食う虫も好き好きという、蓼は、このヤナギタデなのです。
昔からある日本のスパイスです。
ヤナギタデ
群生しているんですが、目立ちませんね(苦笑)
そして、名前に同じくヤナギがつく、ヤナギヌカボ。
ヤナギヌカボ
ヤナギタデよりも、さらに地味!(笑)
葉も細くて、花も小さくて、
すぐ倒れてしまいそうな全体にたよりな~い印象。
ヤナギタデのように、先が垂れ下がっているわけではないのですが、
全体にふにゃ~として、支えてあげたくなります。
ヤナギヌカボ
たくさん、花がついてます。
蕾のようですが、これでも精一杯咲いているんです。
ちょっとの風でも、揺れてふるふるしてしまうので、
藤野君がぐいっと首根っこおさえて(笑)接写してくれました。
ヤナギヌカボ
ほらね、ちゃんと咲いているでしょう?
実は、国内でも絶滅が危惧されている植物で、
中池見の中でも、確認できる場所が限られている希少な植物です。
それでも、最近、また一か所確認できる場所が増えました。
こんなに目立たない草だから、もっとしっかり探してあげたいなぁ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました