昨年、中池見で見つかったコビトノボウシザラ。
名前を聴いただけではどんな生き物なのか
想像もつかないかもしれませんね。
早速ご覧いただきましょう。
(画像大きくなります)
コビトノボウシザラ(ガラスの裏側から見ています)
コビトノボウシザラはカワコザラガイ科の巻貝で、
大きさは2~3mmほどしかありません。
この貝の特徴はなんと言っても殻の形です。
カワコザラガイ科の仲間は殻が皿を伏せたような
形をしているのが特徴なのですが、
コビトノボウシザラの殻はその「皿」に
半分ふたをしたような形をしていて、
昔話に出てくる小人がかぶっている帽子に
そっくりなことからこの名が付きました。
左がカワコザラガイ、右がコビトノボウシザラ(上の写真とは別の個体)。
どちらも頭が下で、腹側から撮影しています。
コビトノボウシザラのつぶらな瞳がかわいいですね!
(写真ではわかりづらいですが、カワコザラガイも顔はそっくりです)
コビトノボウシザラは外来種だと言われていますが、
日本では極めて限られた範囲でしか見つかっておらず
侵略性は低いと思われます。
中池見での様子を見ていても、混生しているカワコザラガイに
押され気味で一向に増える様子はありません。
横から見たコビトノボウシザラは台形に近い形をしています。
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