昨日、ユネスコスクール活動の一環で中池見を訪れた気比高校付属中学校の案内を終えて、
スタッフが何やら袋を持ってセンターに帰ってきました。
「あんたの好きそうなん持ってきたで」と声がします。
はて何のことかと思ったら、袋の中には白黒のヘビ。
シロマダラだ!
袋から出しました。こっちを見てます。
スタッフの話によると、バイパス道路の橋脚付近にいたものを
気比付属中の生徒が捕まえてくれたとのこと。
シロマダラは夜行性のうえに、
細い体を生かして狭い隙間に入り込んでいることが多いので
めったに見つけることができません。
しかも今回見つかったのは太さが小指ほどもない幼蛇(幼いヘビのこと)。
よくぞ捕まえられたものだと感心してしまいました。
大きさは20㎝くらい、太さは小指ほどもありません
動きは意外に素早く、撮影中、不用意に手を出してかまれてしまいました。
が、歯やあごはあまり強くないようで全然痛くありませんでした。
シロマダラは主にトカゲやヘビを食べるそうですが、
こんな力でどうやってトカゲやヘビを捕まえるのか他人事ながら気になります。
野外で撮影したら瞳孔が縮まって少し恐ろしげになってしまいましたが、
うろこの様子がよくわかりますね。
うろこにはキール(中央の盛り上がり)があり、
模様はうろこの配列と関係なくできているようです。
シロマダラはとてもきれいなヘビですが、
成長すると模様の一部が薄れてしまうそうです。
模様が薄れるのは少し残念ですが、
模様のあるなしに関わらずもう一度出会いたいと思わせるくらい、素敵なヘビでした。
補足。。。
気比高校付属中の活動終了時、集合場所で生徒さんが見つけて捕まえてくれました。
その場では、ヘビに詳しいスタッフがいなかったので、
一応センターに連れて帰って調べてから放そうということになりました。
袋に入れて、お腹から見ると本当に真っ白です。
まさにシロマダラ、本当にきれいなヘビですよね。(スタッフuenoyama)
コメント
「ヘビ!」と聞くと身を乗り出してしまう質ですがシロマダラは初めてです。
「幻のヘビ」と呼ぶ地域もあるくらい珍しいそうですね。
私自身、シロマダラを見かけるのは2度目です。
夜行性でシロマダラよりも見つけづらいヘビもいるのですが、
シロマダラは何せ模様が派手ですから
見つかったときに話題になりやすいんでしょうね。
なるほど。
珍しさが話題になるビジュアルだってことか。
珍しさだけでなく、人を魅了するポイントがあるってことですね。