さる7月19日、毎月恒例のザリガニバスターズを開催しました。
今月のザリガニバスターズは特別編!みんなでウシガエルを探します!
今年は長い梅雨に翻弄されますが、イベント当日は抜群の快晴!
ウシガエル探し日和となりました。
まずは出発前にウシガエルについておさらい。
ウシガエルはアメリカ原産の外来種で、日本にいるどんなカエルより大きくなります。
大きな口で動くものなら何でも食べてしまうので、トンボやカエルなどの水辺にすむ生きものにとって
大変な脅威になってしまうのです。
参加者の皆さんも真剣に聞き入っているようす。
こんな時のために作っておいた等身大のウシガエルぬいぐるみも大活躍でした。笑
お話の後はさっそく現場へ。まずは前日にしかけておいたワナの回収です。
前日までの雨で池の水が増え、胴長でも気を付けて歩かなければいけないほどの水深になっていました。
ちなみにワナの中はからっぽ。残念ながらウシガエルは入っていませんでした。
ワナ回収の後はみんなで生きもの探し。もし中池見でウシガエルが繁殖しているなら、浅瀬にオタマジャクシがいるはずです。
(少しわかりづらいですが、感染予防のためロープで3mごとに区切った範囲内で家族ごとに活動してもらっています。)
何が取れたかな~?
みんなの成果を見てみましょう。
こちらはオオコオイムシ。
タガメとよく似ていますがずっと小型の昆虫です。
中池見には沢山いますが、この池では初めての出会いでした!
この細長いムシ、なんだと思いますか?
実はこれ、ゲンゴロウの幼虫なんです。
おそらく中池見で比較的よく見かけるクロゲンゴロウの幼虫だと思われます。
大型のゲンゴロウ類は多くの地域で絶滅が危惧されている希少な種が多いグループ。
嬉しい出会いが続きます。
その他にもキベリクロヒメゲンゴロウやコミズムシの仲間、キタノメダカなど沢山の生きものが見つかりましたが
ウシガエルは1匹も見つかりませんでした。
希望的な観測ですが、中池見に入って来たウシガエルはこの間捕まった1匹だけだったのかも…?
とはいえここで油断は禁物。中池見ねっとではこれからもウシガエルの防除に向けて活動していきます!
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