2017/12/02
こんにちは!浅利です。
早速ですがこれなんだと思いますか?
筒状の巣に丸い蓋の様なものがぶら下がってます。
これは樹皮にくっついていて太さはボールペン程度、長さは3センチ程度になります
皆さんきっと何か虫の巣だということまでは予測できたのではないでしょうか。
実はこれはキノボリトタテグモという蜘蛛の巣になります。
残念ながら上の写真は空き巣なのですが、中にいるときは蓋が閉まっていて、蓋の外側はコケや土などで覆われているので見つけるのは至難の業になります。
残念ながら中池見のキノボリトタテグモの写真がないので代わりに福井市文殊山のキノボリトタテグモの写真を載せていただきます。
脚が太くてずんぐりとしているのが特徴でしょうか。
比較的近い仲間で比較的有名なジグモという蜘蛛がいますが、それとは違ってこのキノボリトタテグモは巣に糸で裏打ちした丸い扉を作ります。だから「トタテ」グモなんですね。それでもって木に巣をつくるからキノボリというわけですね。
わかりやすくていい名前です。
これの仲間はほとんど崖や石垣の隙間、など土に穴を掘って巣をつくるものが多いのであまり間違えることもありません。
ところでこのキノボリトタテグモ、実は準絶滅危惧種に指定されています。
個人的には好きなのでいなくならないでほしい蜘蛛です。
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