取り組み

中池見湿地の生物多様性を保全する上での課題

  1. 人の手が入らなくなったこと
    減反政策や開発問題など様々な経緯を経る中で、かつて全域にあった水田は放棄され多くがヨシ原に遷移しています。
  1. 外来種の侵入
    開発計画による造成や人の利用が増えることで、アメリカザリガニやセイタカアワダチソウなど様々な外来生物が侵入し、本来の生態系への脅威となっています。
  1. 開発問題
    1990年代、LNG基地建設計画に伴う工事用道路や国道8号線バイパスの開通によって、環境が大きく変化しました。さらに現在建設中の北陸新幹線深山トンネル掘削工事による水環境への影響も予断を許さない状況です。

中池見ねっとの取り組み

中池見湿地の生物多様性を守る

・生き物豊かな田んぼづくり
昔はどこででも見られた田んぼの生き物たちですが、農業の近代化などにより、水田環境が大きく変わったことで、今では絶滅危惧種となってしまったものも多くあります。今では希少になってしまった田んぼの生き物たちが、あたりまえにいる生き物豊かな田んぼづくりを様々な人々と行っています。

・ミニ田んぼサポーター事業
ミニ田んぼとは、1区画約5m×5mの小さな田んぼのこと。市民サポーターさん一組一区画を一年を通してお世話いただくことで田んぼの生き物を育む活動です。このミニ田んぼは、無農薬であることはもちろん、株踏みから、田植え・草取り・稲刈り・ハサ掛け・脱穀と、お米になるところまで手作業で行います。
*ミニ田んぼサポーターは毎年募集しています。

 

 

 

 

・企業・学校との協働による田んぼづくり
自然環境や生物多様性の保全に積極的に取り組む企業や学校との協働での田んぼづくりや生き物調べを行っています。

 

 

 

 

外来種の駆除

・ザリガニバスターズ
毎月第3日曜日の10時より、定例のアメリカザリガニ防除活動を市民ボランティアの皆さんといっしょに行っています。アメリカザリガニだけでなく、様々な生き物と触れ合える場としても参加いただいています。

・ウシガエル入れない入れさせない!プロジェクト
カエルの観察会、鳴き声聞き分け講習などを経て、身近な場所へのウシガエルの侵入を早期に発見、防除する取り組みです。
※中池見湿地に侵入したウシガエルは早期駆除を行い、現在は声による生息確認はありません。

・クサガメや雑種カメの防除及び管理
中池見湿地では、2016年に行った和亀保護の会や東邦大学との調査により、日本固有のカメであるニホンイシガメの他にクサガメと、イシガメとクサガメの交雑種がいることがわかりました。そこで、調査などの際に捕獲したクサガメや交雑種を隔離する施設『カメハウス』を作り交雑が進むことを防ぐとともに、カメの外来種問題について知っていただく活動を行っています。

・その他、セイタカアワダチソウ、オオブタクサなどの防除

 

自然を守りたい気持ち、身近な自然を見る目を育てる

・中池見ジュニアレンジャーによる生き物の居場所再生
ヨシやカンガレイなどが繁茂しアメリカザリガニがはびこり、水生昆虫や小型の水田雑草が生育しにくくなってしまった環境を、子どもたちといっしょに草抜きや耕起などを行い希少な生物の生息地に再生しています。

 ・ビジターセンターでの生体展示
中池見人と自然のふれあいの里ビジターセンター内で展示スペースをお借りし、湿地内で見られる生き物の生体展示などを行っています。

・『ダレでも調査(水位、ウシガエル)』、みんなで報告会
特別な知識がなくても参加できる調査方法を使ってのモニタリングや、スタッフによる動植物の調査を行っています。また、毎年、湿地内で様々な団体や個人で行われている調査や保全活動について、報告、情報交換する場「みんなで報告会」を開催しています。

 

中池見湿地や地域の魅力を発信する

 ・中池見湿地内のご案内
一見ただの草原にしか見えない中池見湿地ですが、四季折々に見どころ楽しみどころがいっぱい!訪れる方のご希望に沿いながら、中池見湿地の魅力をお伝えしています。

ガイドのご依頼はこちら

 ・金ヶ崎トレイルマップの発行、トレイルウォークツアーの企画
敦賀湾をのぞむ金ヶ崎から中池見湿地までの尾根伝いの道「金ヶ崎トレイル」は、敦賀の歴史や自然の魅力にあふれています。この金ケ崎トレイルを紹介するマップの作成・配布、およびツアーの企画を行っています。

・各種媒体での情報発信
会報やブログ、SNSなどを通じて、中池見湿地をはじめとする地域の魅力を随時発信しています。

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