活動・イベント自然観察会

お宝ザクザクな気分!超充実の自然観察会&ボランティアSUNデイでした。

14日日曜日は、6月の定例自然観察会。
今回のテーマは、ずばり、「中池見のトンボたち」ということで、
中池見のトンボを長年調査してこられ、
「中池見湿地のトンボ 観察ガイドブック」の編集もされた、
和田茂樹さんを講師にお迎えし、中池見のトンボを観察しました。

自然観察会自然観察会

この時期は、一年のうちでも、トンボの種類が多い時期。
少しでも長くフィールドに出たい、
今日は、アオヤンマとキイロサナエをぜひ見たいと思っていますと和田さん。
結構高いハードルだと思うのですが、期待が高まります。
ということで、さっそく外へ・・・
って、えぇ?もう何か捕まえました?(笑)
えっと、ここでこういう感じだと、
予定ルート、回れるのかとっても心配なんですけど・・・(笑)
(画像大きくなります。)
コシアキトンボ
参加者さんが採ってくれたトンボは、コシアキトンボの♀。
夏のトンボということで、ここのところ、一気に数が増えてきました。
昼間はひたすら飛び回っていて留まってくれないので、
私などはこうして捕まえてもらわないと撮影できないのですが、
真夏の炎天下や夕方など、時間とタイミングによっては全く動かなくなるとのこと。
そのタイミングを今度探してみようと思いました。
※すいません!その後、コシアキトンボのオスの未熟とのご指摘、
和田さんからいただきました~
ちなみに未熟というのは、羽化して間のない時期をいい、
トンボによっては、未熟、成熟、老熟と体色が変化します。
自然観察会自然観察会
で、まだまだセンター前の田んぼです(笑)
順調に、あれこれカウントしつつも、
みんながとても気になっている大型のトンボが、
なかなかゲットできない・・・(笑)
殺気があるとさぁ・・・
誰か挟み撃ちにしたら?・・・
などなど、ワイワイしているうちに、和田さんの網がさっと動いて、
おお~~っ!!
どれどれ~~
間近で見て、再び、おお~~~っ、かっけ~~!!(笑)
クロスジギンヤンマ 
クロスジギンヤンマ♂です。
いや、本当にカッコイイ!!キレイ!!
中池見では決して珍しくないのですが、
素早い動きで全く留まってくれないので、
この鮮やかな色をゆっくりと見ることがなく、
本当に感動しました。
これで少し気が済んだので(笑)、
あれこれ気になりつつも、とにかく移動しましょうと、
笹鼻の池に向かいました。
自然観察会自然観察会
笹鼻の池は、8号線バイパスの工事で出た土砂を、
湿地に埋め立てたためにできた池という、
つまり、埋め立てるどころか、土砂は沈んじゃったという、
お粗末な過去を持っており、
その大改変によって、一時は多くの種が姿を消しましたが、
時間を経て、今は中池見の中でも、
トンボの多様性が最も高い場所とも言われています。
昨年には、20年ぶりにアオヤンマも確認され、
今回もちょうどアオヤンマのシーズンなので、ぜひ見たい!と、
期待が高まります。
そんな中、先週くらいからぼちぼち見かけるようになったと思ったら、
一気に数を増やして、
今や、乱舞と言っていいほどに飛び回っているチョウトンボをゲット。
自然観察会チョウトンボ
見せて~~~!
一見真っ黒に見える翅ですが、
光の加減で青紫や緑がかったメタリックな色に輝きます。
参加者のみなさんも、それぞれにトンボをゲット!
ショウジョウトンボショウジョウトンボ
ショウジョウトンボの♀(左)と♂(右)
このオスは、まさに全身唐辛子のように真っ赤で、草原の中でも相当目立ちます。
アオモンイトトンボクロイトトンボ
アオモンイトトンボ(左)とクロイトトンボ(右)
ちっちゃ、ほそ~~!!
さて、和田さんはじめ、一部の人が見かけながらも、
なかなか間近で見ることができなかった、
期待のアオヤンマ、なんとゲットできました!
自然観察会
おおお~~っ!!
かっけ~~!!
本日、一番期待の高かったアオヤンマに、皆さん大興奮!
アオヤンマアオヤンマ
背中の2本の黒い線、全身が黄緑色でくびれがなく、
長い尾部付属器を持つという、アオヤンマの特徴がわかります。
今日のメインともいえるアオヤンマが観察できたことで、
次の目標、キイロサナエもぜひ見たい!と、テンションあがります。
一番見やすいとされる中江近くへ移動です。
自然観察会ヤマサナエ
キイロサナエは、ヤマサナエとの見分けが難しいということで、
まず、それらしきトンボを、そっと撮影。
私も撮影にトライしましたが、
もう少し正面から撮ろうとしたところで飛ばれてしまいました。
ちなみに、これはヤマサナエとのこと。
ヤマサナエの採取はうまくいかなかったものの、
またそれらしきトンボを見つけたのでしょう、
和田さん、網を構えて・・・
自然観察会キイロサナエ
今度はゲットしました!
そして、こちらは、まさに期待のキイロサナエ!
さぁ、違いがわかるでしょうか?
目の上のL字の模様に注目してください。
角の深いのがキイロサナエ、角の浅いのがヤマサナエです。
キイロサナエ
ですが、一番確実なのは、生殖器だそうで・・・
これはしかし、なかなか撮影もできなさそうなので、
捕まえない限り難しそうですね。
とにかく、めでたく、目標達成、
キイロサナエもしっかり見ることができ、
なんという充実ぶりでしょう!
こうなると、もっといろいろ見たいという欲が出るものですが、
残念ながら、ここでタイムアップ。。。
自然観察会自然観察会
センターに戻り、今日確認したトンボを書きだしていただきました。
アジアイトトンボ、アオモンイトトンボ、クロイトトンボ、オオイトトンボ
モノサシトンボ、ギンヤンマ、クロスジギンヤンマ、アオヤンマ
コサナエ、キイロサナエ、ヤマサナエ、オオヤマトンボ、シオカラトンボ、
シオヤトンボ、ヨツボシトンボ、コフキトンボ、ショウジョウトンボ
チョウトンボ、アキアカネ、ハラビロトンボ、コシアキトンボ
これに、後で和田さんから、書き落としたコヤマトンボが1種加えられて、
2時間の観察会の中で確認されたトンボは、22種となりました。
ルートに林縁部がなかったことや、後谷も見ていないので、
限られた時間、ルートの中としては、多く見られたのではないかとのことでした。
何より、期待通りにアオヤンマやキイロサナエが見られたことは、
本当に大きな収穫でした。
暑い中参加くださった皆さんも、中池見のトンボを堪能された様子で、
笑顔笑顔でした。
参加者の皆さん、そして、和田さん、
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
さて、お昼を挟んで、午後は、これも定例のボランティアSUNデイ、ということで、
お呼びかけしてご参加くださった方々と、
午前の流れを受けて、
この時期、増殖中のアメリカザリガニの駆除作業にご協力いただきました。
ボランティアSUNデイボランティアSUNデイ
これには、和田さんにもしばしおつきあいいただきました。
笹鼻の池のポイントでは、多くのドジョウの稚魚やヤゴを掬い取ることとなり、
肝心のアメリカザリガニは5匹と少なかったです。
そして、大阪ガス時代に造られた小池では、43匹も捕れました。
午前中の暑い観察会のあとのすくいとり作業は、
本来、とてもしんどいはずですが、
皆さん、楽しげに作業してくださっていて、
申し訳なく思いながらも、ちょっとホッとしました。
ボランティアSUNデイ
途中経過のバケツですが、結構大きなザリガニも入っています。
モノサシトンボ
この池の周りで見つけたモノサシトンボです。
ちなみに、笹鼻の池でとれたヤゴの中には、
成虫の出現はもう少し後の時期になるキイトトンボもいました。
なお、この後、後谷のトンボを確認に行かれた和田さんからは、
エゾトンボ、ニホンカワトンボ、ウスバキトンボの成虫と、
ハグロトンボの幼虫がいたとのこと。
また、センターの方でも、オオシオカラトンボが飛び込んで来たり、
ノシメトンボをスタッフが捕まえたりとで、
この日、なんやかんやで確認したトンボは、
成虫27種と幼虫2種ということになったのでした。。。
ノシメトンボ
ノシメトンボ
なお、和田さんより、参加者の皆さまへ、
この観察会の中で、後から何のトンボかわからなくなってしまった画像などがあれば、
遠慮せずに問い合わせてほしいとのことです。
ということで、お問い合わせになりたい方は、
中池見ねっとの事務局までご連絡くださいませ。

info@nakaikeminet.raindrop.jp

コメント

  1. nishimura より:

     「書き落としたコヤマトンボが1種加えられて」というのが、気になります。
     先日、中池見に鳥を撮りに行ったのですが、いつものことですが、鳥は撮れずにトンボを撮っただけでした。
     さて、当日はコヤマトンボがいたことに全く気付いていませんでしたが、帰った後に撮ったトンボの写真を見てたら、オオヤマトンボと思って撮ったうち、1匹がコヤマトンボの顔なのです。ヤマトンボの類は止まってはくれず、あまり鮮明な写真じゃないので、写り方でそう見えるのか、どうなのかな、もひとつ自信がなかったのでした。
     そんなことで、やっぱりコヤマトンボはいたと安心するとともに、やっぱり書き落とされたというのは、なぜなんだろうと気になった次第です。

  2. スタッフuenoyama より:

    nishimuraさん、コメントありがとうございます!
    そして、いつも中池見の生き物を観ていてくださってありがとうございます~
    今回、コヤマトンボは、ヤマサナエやキイロサナエを観てワイワイしている時に、水路の上を行ったり来たりしていたのを、和田さんが観ておられたのですが、その場でメモをし忘れてしまったということで、ふり返りで書きだし損ねたというわけでした。
    メモは大事!というお話です(笑)

  3. torasaito より:

    日曜日はトンボ観察会お世話になりました。最近、昆虫撮影に興味があって参加しました。和田先生の丁寧でわかりやすい説明をお聴き出来て良かったです。また、こんなに多い種類のトンボが生息していたとは驚きました亜・・・自然とは偉大ですね。機会があればまた参加させていただきます。ブログに載せましたのご覧いただき名前が間違っていたら教えてください。

  4. スタッフuenoyama より:

    torasaitoさん、コメントありがとうございます~
    そして、日曜日はご参加くださりありがとうございました。
    十分お楽しみいただけたようで、良かったです。
    それにしても、トンボもオスメスの違いや、成長度によって色が変わったり、本当に奥深いですね。
    和田さんのような専門家といっしょに歩いてはじめてわかることはとても多いです。
    しょっちゅうとはいきませんが、トンボは中池見のシンボル的な生き物ですから、これからもこのような機会を持てればと思っています。
    それから、ブログにアップいただきありがとうございました。和田さんにもお伝えしておきますね。
    ではどうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

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